>朝日新聞社 >トランプ再来で科学大国の座を失う米国 サイエンス編集長が語るカオス >朝日新聞社によるストーリー・ >16時間・ > トランプ政権の再来で米国の科学界がゆれている。 >研究費の大幅削減と研究者の大量解雇で、科学研究においても盤石だった「世界のリーダー」の地位を失いかねないという。 >潤沢な予算で優秀な人材を引き寄せ、技術革新による経済成長で繁栄を享受してきた科学大国はどこへ向かうのか。 >来日した米科学誌サイエンスのホールデン・ソープ編集長に聞いた。 > ソープ編集長は3月10日に京都大学で開かれた米科学振興協会(AAAS)主催のシンポジウム「サイエンス・ジャパン・ミーティング」のために来日した。 >AAASはサイエンス誌を発行する非営利団体でワシントンDCに本部がある。 >会員からの年会費や寄付などの収入で運営されており、米政府から独立した世界最大級の科学団体だ。 >会員には大学や研究機関の科学者や技術者、行政や教育関係者が多く、民主党支持層が多数を占めるとされる。 >■知られていない深刻な科学の危機 > ――2期目のトランプ政権になって何が起きていますか? > 多くの科学者たちが不安を抱えています。 >連邦政府から才能のある人材が次々と排除され、専門知が失われてしまいかねない状況です。 >研究費の申請などを担っていた人たちも減らされて、手続きがままならなくなる。 >こうした間接的な影響をこれからすべての研究者が受けることになります。 > ある政府系の研究機関では、科学者の10%が解雇されたと聞いている。 >今後、大学への助成金がどれだけ減らされるのかわかってくると、大学の研究者も安泰ではいられないと心配しています。 >つまり米国では今後、大量の専門家の失業が明らかになるのです。 >これは日本や他国が才能のある人材を雇う大きなチャンスです。
そうですね。しかし、我が国には人手不足の話はあっても、頭脳不足の話はありませんね。日本は頭脳を持て余しているのでしょうね。 日本人は人手の使い方は知っていても、頭脳の使い方は知りませんからね。
>もし私が大学や会社を運営する立場だったら、一刻も早く人材確保に走るでしょう。 > ――講演で米国の科学の現状を「カオス」と表現していました。 > 大量の人員が解雇され、その後に再雇用されています。 >裁判所が解雇を違法と認定したり、核兵器の管理など重要な業務を担っていたりする人たちだったからです。 >裁判になっている例もたくさんあります。 > 問題なのは、米国の一般の有権者にこうした事態が何をもたらすのか知られていないことです。 >実際、最も注目を集めているトランプ政権の動きは、関税や外交政策に関するものであり、ごく少数の人たちしか科学の変化に注意を払っていません。 >極めて深刻な事態になる可能性が高いのに、大部分の国民に響かないということは、科学界にとって手痛い教訓になるでしょう。
そうですね。 子供には現実 (事実) ばかりがあって非現実(哲学・考え) がない。 英米流の高等教育は子供に哲学を獲得させるための教育である。 英米流の高等教育は子供を大人にする為の教育である。 子供が思春期になって、言語能力が飛躍的に増大するのを待って高等教育が行われる。
英語の文法には時制 (tense) というものがあって独立した非現実の三世界を表現することができる。 未来時制の文を使えば自己の意思を表すこともできるようになる。 意思を表すと加害者意識も経験することになる。 それが高じて罪の意識も理解できるようになる。罪の告白も可能になる。 深い反省にも陥ることもあるので原因の究明が行われる。 事故の原因究明がうやむやにはならない。
魂の救済を必要とする人も出て来る。 贖罪のための宗教 (キリスト教) も重要になる。 こうしたことで浅薄な人間が思慮深い人間に変身する。 だからどこの国でも高等教育に力を入れることになる。
哲学は非現実 (考え) の内容であるから、思考を停止している日本人には縁がない。 日本語は現実の内容だけを話す言語である。写生画の言語であるとも言われている。 日本式の判断だと見ることのできる内容は本当の事である。見ることのできない内容は嘘である。 だから現実の言葉 (日本語) を話す人が非現実を語る学習をすると常に失敗する。 嘘ばかりついていては学習に力が入らない。だからわが国は英米流の高等教育の導入に失敗した。何処の国も日本に我が子の高等教育の成果を期待する親はいない。
今の地球はアングロ・サクソンの支配体制にある。哲学が相手を引き付けて人々の尊敬を得る。アフリカ系米国人はアメリカの大統領になった。インド系英国人は英国の首相になっていた。これらは高等教育の賜物である。インド人は印欧語族であるからアングロ・サクソンと相性が良い。
当の日本人の若者はいまなお序列競争にうつつを抜かしていて、教育内容の吟味などする余地はない。 難関出身者が序列社会で優位に立つことばかりを気にしている。 世界に対する注意力不足で井の中の蛙になっていて、国際取引で印欧語族を取引相手にして苦戦を強いられることになる。
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