2018年01月03日(水) 

 

>■なぜ詐欺師にだまされてしまうのか?

>脳は他者への共感と分析的思考を同時に処理できない(米研究)カラパイア(リンク)より転載します。

 

非常に興味深い研究課題ですね。

 

>人間は高い社会性を持つ動物であり、気持ちを共有させることで、お互いを高めあい価値観を共有し、文明を発達させていった。>人を思いやる気持ちは誰にでもあるはずなのだが、時として他者への共感よりも自分の利益を優先させてしまうことがある。>逆に、普通なら考えられないような、おかしなことにうっかり騙されてしまうこともある。>実はこれ、脳の働きにあるようだ。

 

そうですね。特に我々日本人の場合は、理解よりも忖度 (推察) を使う傾向がありますので、騙される危険も大きいですね。

 

>米研究者の最新の研究によると、我々の脳は他者への共感と分析的思考を両立できないということが明らかになった。>脳が他者への共感に関して作業している時、冷静に何かを分析する作業へのネットワークは遮断されてしまうという。>その逆もしかりだ。

 

山本七平は「『空気』の研究」のなかで、そのことを指摘しています。

「驚いたことに、『文藝春秋』昭和五十年八月号の『戦艦大和』でも、『全般の空気よりして、当時も今日も(大和の)特攻出撃は当然と思う』という発言が出てくる。この文章を読んでみると、大和の出撃を無謀とする人びとにはすべて、それを無謀と断ずるに至る細かいデータ、すなわち明確の根拠がある。だが一方、当然とする方の主張はそういったデータ乃至根拠は全くなく、その正当性の根拠は専ら『空気』なのである。最終的決定を下し、『そうせざるを得なくしている』力をもっているのは一に『空気』であって、それ以外にない。これは非常に興味深い事実である。」と書いています。

 

>米オハイオ州ケース・ウェスタン・リザーブ大学の研究によると、「共感」に使われる脳の神経回路網が活発になるときは、「分析的思考」に使われる神経回路網が抑圧されることが明らかとなった。

 

画期的な研究結果ですね。

 

>脳には社会的/道徳的/感情的に他者と繋がるときに使われるネットワークと、論理的/数学的/科学的思考に使われるネットワークがあるという。>脳が休息状態にあるときはこれらのネットワークが交互に使われるが、どちらかの機能を要するタスクを行う場合、もう片方のネットワークが抑圧されることが示されたという。>実験では45名の健康な学生に「他者の気持ちを考えさせる問題」と「物理学を要する問題」を提示し、脳の活動をMRIで解析した。>問題はそれぞれ文章問題およびビデオ問題で20問ずつ出されたとのことだが、問題の形式に関わらず片方の機能が活動している際はもう一方は抑圧されていることが明らかになったという。

 

仮説は実験結果により裏付けられたのですね。

 

>この仕組みは自閉症やウイリアムズ症候群を例にとると分かりやすいという。自閉症患者は空間視覚を伴う問題を解くのに長けているが、社会機能に問題を抱えることが多い。これに対しウイリアムズ症候群は非常に温厚で優しいという特徴を持つが、空間視覚を伴う問題に対する能力が低いことが多い。

 

健常人を使った実験結果と臨床症状が同じ傾向を示していますね。

 

>今回の研究は脳に構造的な制約があり、共感することと分析的思考を同時に行えないことを示す初めての研究となった。

 

右脳 (音楽・絵・想像・幾何学・総合力)・左脳 (言語力・分析・推理・数学) の機能的な区別に関係がありますかね。

 

>つまり詐欺師に騙される人は、共感に関する脳のネットワークを活発化させているため、冷静に自分の置かれている状況を分析することができなくなってしまうのだ。>詐欺師の方は人をだますための戦略を論理的に考えることに脳を使っているので、騙される人の気持ちなどまったく考えられない。>非常に理知的な人でも詐欺に引っかかってしまう場合があるのはこの構造のためと考えられるとのことだ。

 

そうですね。興奮すると危険ですね。指導者は、特に冷静でなくてはいけないですね。

 

>なのでたまに脳を休息させ、その問題について考えないようにすることも大事なことなのかな?

 

そのようですね。命の洗濯も必要ですね。

 

>人間の脳って優れているようで、いろいろ不具合もあるみたいだね。 

 

まさに人間としての悩みですね。

 

 

 

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閲覧数505 カテゴリアルバム コメント0 投稿日時2018/01/03 11:21
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