2021年02月05日(金) 

 

 

>私のみならず、被災地に駆けつけた外国人ジャーナリストは皆、同じように感銘を受けたと思います。  

 

日本人は・奥ゆかしい(深い考えがあるようにみえる)。だが、実は奥 (考え) がない。だから、浅薄である。日本人は、無哲学・能天気である。

各人に哲学は必要である。Everyone needs a philosophy. それにも関わらず、政治家にも政治哲学がない人が多い。彼らには我々の未来社会の有様を大衆に言って聞かせる術がない。だから、序列人間は人間の序列を作って大切にする。上位の者 (先輩) と下位の者 (後輩) の間に自分を差し挟むことにより自己の存在を確認している。だから、自己の所属する序列に並々ならぬ帰属意識を持っていて義理 (序列関係から生じる義務) を果たすことにより仕事にやりがいを感じている。周囲の序列人間が自分たちの序列に対する貢献度を評価するからである。これにより自己の順位は上昇する可能性がある。それが日本人の人生における楽しみである。 

 

>これが日本社会が持つ長所の表れなのだと。>政府から命じられるのではなく、地域社会が自ら動いていたのです。  

 

我が国においては、政府は頼むに足らずですね。

 

>これが英国や欧州だったらと想像すると、おそらく人々は争い、怒り、動揺するでしょう。>そして「政府は何をしている」と行政に不満をぶつけるでしょう。  

 

英国や欧州の人は政治に期待を掛けていますね。社会に対する責任の所在を常に意識していますね。だから、行政に不満をぶつけることができます。      

 

>東北の人々は、はなから政府には期待をしていませんでした。 >政府不在の中、自分たち自身で秩序を保ったのです。  

 

日本人は政治音痴ですからね。我々の政治指導者に西洋流の責任 (responsibility: 応答可能性) があるものとは考えられていません。それは、日本人には意思がないからです。意思の無いところには方法 (仕方) がない。     

 

(略)

>――日本人は政府に多くを期待していないとも言えますね。

>災害以外の状況下で、政府への期待値が低いことは一般的に言って、「悪いこと」になり得ます。

 

そうですね。日本人は世界観を持っていない。だから、国民は ‘来るべき世界’ の内容に期待を掛けることもありません。それが、国民が政治指導者の意思に期待を寄せることのない政治音痴の始まりです。  

非現実 (考え) の内容は、英語の時制のある文章により表される。非現実の内容はそれぞれに独立した三世界 (過去・現在・未来) の内容として表される。その内容は世界観と言われている。世界観は、人生の始まりにおいては白紙の状態である。人生経験を積むにしたがって、各人がその内容を自分自身で埋めて行く。自己の 'あるべき姿' (things as they should be) もこの中にある。

自己のその内容 (非現実) を基準にとって現実の内容を批判すれば、批判精神 (critical thinking) の持ち主になれる。批判精神のない人の文章は、ただ現実の内容の垂れ流しになる。これは、子供のようなものである。日本語の文法には時制がない。だから、日本人には世界観がない。そして、日本人には批判精神がない。残念ながらマッカーサ元帥の '日本人12歳説' を否定できる人はいない。  

意見は比較の問題である。現実の内容と非現実の内容があれば批判精神が発揮できる。英米人の意見はこれである。現実の内容だけであれば、'現実' 対 '現実' の上下判断になり現実肯定主義の中に埋没せざるを得ない。日本人の場合はこれである。非現実の内容は人様々である。非現実の内容がなければあるのは現実だけで、その正解は一つである。       

わが国のマスコミも現実の内容をただ垂れ流す。現実の正解はただ一つであるから、各人はどんぐりの背比べで個性がない。それで、個人主義が何であるかを理解することが難しい。本人にも相手にも何を考えているのかわからない。だから、誰からも信頼されない。世界観に基づく協力者が得られないので社会に貢献する度合いが限られる。

 

>原発事故がいい例です。 >あれは人災であり、完全に回避可能でした。  

 

そうですね。とかく、この世は無責任ですね。人間の知性を利用していませんね。わが国には人手不足はあっても、頭脳不足の話はありませんね。秀才が多すぎるのでしょう。         

 

>設計のまずさ、計画のまずさ、津波など自然災害の脅威に対する原発の脆弱(ぜいじゃく)性への意図的な無知が引き起こした結果なのです。 

 

そうですね。日本人は昔から多くの自然災害を経験していますからね。その知識は豊富なはずですが、災害を克服しようとする真摯な意思がみられない。    

 

 

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閲覧数343 カテゴリアルバム コメント0 投稿日時2021/02/05 23:31
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