>現代ビジネス >なぜいまの自民党議員は小物ばかりなのか…元明石市長と元朝日新聞政治記者が語った「根本原因」 >鮫島 浩,泉 房穂 によるストーリー • 10 時間前 >話題沸騰中の泉房穂氏の新刊『政治はケンカだ!明石市長の12年』(聞き手=『朝日新聞政治部』の著者で政治ジャーナリストの鮫島浩)からの抜粋公開もいよいよ第5回。 >今回は「政党編」をお届けする。 >泉氏は市長在任12年間のあいだに、特定の政党の支持を受けたことは一度たりともなかった。
地方政治には政党性は必要ないですかね。無所属の候補者が多いですね。
>そんなものがなくても、市民が味方についてくれたら選挙には勝てる、という信念があったからだ。 >しかし、政党側からしたら、そんな市長は言語道断。 >当然、あの手この手で懐柔や嫌がらせをしてくる。 >闘い続けたからこそ見えた「敵の正体」とは。 >連載『政治はケンカだ!』第5回前編 >昔の自民党議員には人間力があった >鮫島 今日のテーマは政党論です。 >無党派市長として、すべての政党とケンカをしてきた泉さんならではの分析をお聞きしたい。
政治哲学がないのであれば、政党はあって無用なものですね。派閥の為の看板の役割を果たすのか。
>まずは自民党です。 >泉 自民党にはいろいろな局面で苦しめられてきましたが、ある意味、すごく柔軟で、逞しい政党だと思っています。 >何がポイントかというと、自民党にとっては権力が全てなんです。
権力は昔から存在しましたね。
>その意味で、政治のリアルがわかっている。 >綺麗ごとではなく、まさに権力の立場にいることがすべてだと。
そうですね。勝てば官軍ですね。
>一つの政党では収まりきらないぐらい、多様な考えの議員がいるのに、権力がすべてという点で一致しているところが強みでしょうね。 >敵ながらたいしたもんです。
権力亡者ですかね。
>逆に言えば自民党以外は、ついつい建前論とか綺麗ごとに走りがちで、権力闘争に勝ち切る強さがない。
日本人は無哲学・能天気ですから、建前・綺麗ごとは空理・空論になりますね。
>鮫島 私は自民党の番記者が長かったのですけど、自分がまだ20歳代で政治記者になった当初の自民党は凄かった。 >おっしゃるように、多様だし、逞しいし。 >全盛期の派閥間闘争は近くで見ていて恐ろしかった。
日本人は哲学で団結しないから、派閥 (序列系列) で戦うことになる。派閥争いは昔から得意でしたね。
>自民党には極悪政治家がいっぱいいるんだけど、学ぶことも多かった。 >権力闘争で鍛えられた「人間力」が自民党の良さだと思っていました。
日本の政治は閥力対閥力の戦いですね。徒党を組んだ戦いですね。
>しかし昨今、とくにこの10年くらいで、自民党も変わりました。 >小選挙区制が根付いてきたいまの自民党は、一言でいうと、薄っぺらくなってしまった。
政治哲学で偉大な日本人は見かけませんね。政治哲学の無い政治家は薄っぺらですね。
>泉 小選挙区制が政治家を小粒にしていると私も思う。 >かつての中選挙区時代は、自民党の候補者同士が争うわけですよ。 >金権政治が蔓延した負の側面はありますが、有権者とフェイス・トゥ・フェイスの関係を構築しないと通らない状況で、人間が磨かれた。
閥力の争いですね。経験にものを言わせる実力者たちですね。実力 (現実) の世界ですね。知力 (非現実・考え) の世界ではありませんね。
>地域を大切にして、一人一人の有権者を大事にする。 >民主政治の基本があったと見ることもできます。
政治が実利のみの世界ですね。夢と希望が無いのはその日暮らしの生活ですね。
>中選挙区を勝ち上がってきた政治家には強さがあった。 >鮫島 5人区だとすると、自民党公認候補がだいたい3人はいる。 >新人が国会議員になろうと思ったら、まず無所属で選挙に出て自力で現職3人の誰かを倒さなければならない。 >そしてそういう猛者が当選後に自民党に追加公認される。 >だから人材の層が厚かった。
そうですね。政治は正に実力の世界ですね。相撲取りのようなものか。
>ところが現在では、野党が弱い選挙区だと、自民党の公認を得れば自動的に当選するようになってしまった。 >国会議員になるまでの「揉まれ具合」が、かつてとはまるで違う。 >泉 そうですね、自民党というだけで当選する議員が増えている。
そうですね。これが本当のネイムバリューですかね。
>鮫島 そうすると公認の権限を握っている党の幹部にペコペコして良い子ちゃんにしておけば、永遠に議席は守れるわけです。 >公認を外されてしまうと落ちるから、国民とか有権者よりも党への忠誠こそが大事になってくる。
これが政党政治になるのですかね。
>小選挙区制によって、国会議員のサラリーマン化が進んでしまった。 >実はこれ、野党第一党の立憲民主党も同じなんです。 >だから、自民党と立憲民主党の政治家の見分けがつかない。 >みんなサラリーマンのように上司の顔色をうかがっていて、政治記者として取材しても本当につまらなくなった。
無哲学・能天気そのものですね。暗記をする為の教科書もない。
>田中角栄の当選に腹が立った大学時代 >泉 私はよく「どっち向いて仕事しとんねん!」と言いますが、小選挙区制に根本の原因があると思う。
日本人は根本的に無哲学・能天気である。にもかかわらず小選挙区制は有権者に政治哲学の内容の可否を問う仕組みですから都合がわるい。
>中選挙区時代は、自力で勝ち上がって初めて議員になれたから、彼らが見ている方向はまずは有権者だった。 >鮫島 現在の自民党内を見渡しても、中選挙区を経験している議員はどんどん少なくなってきました。 >岸田文雄首相は、1993年の衆院選で初当選してますから、ぎりぎり中選挙区を経験しているんですよ。 >でも菅義偉前首相は横浜市議会議員を経て1996年に初当選しているので、小選挙区制導入後だったんですよね。 >小選挙区制で国政デビューした最初の総理大臣でした。 >それ以降の世代は本当に小選挙区しか知らないわけです。 >党内の偉い人にペコペコするサラリーマン議員しかいなくなる時代が、そこまできている。
日本人には政治哲学の勉強が必要ですね。
>泉 自民党といえば、田中角栄さんが自分の中で大きな存在なんです。 >1983年10月、ロッキード事件で実刑判決を受けた田中さんは即日控訴して、直後の12月に衆院選に出馬しました。 >当時、大学生の私には、あの選挙で何が起きたのか意味がわからなかった。 >新聞・テレビ全社が田中角栄を叩きまくっているんです。 >その影響で、田中派の議員たちは軒並み落ちまくっているのに、当の田中さんは総理大臣のとき以上の得票数を得て当選した。 >なぜそんなことが起きたのか、考えたら腹が立って居ても立ってもいられなくなり、新潟行きの電車に飛び乗りました。 >鮫島 すごい行動力(笑)。 >新潟・越山会の人々に会って教わったこと >泉 12月ですから、長岡の駅に着いたら2メートルくらい雪が積もってる。 >近くにいる人に「田中角栄に会いたい。 >選挙事務所の場所を教えてくれ」と頼んだら、その人がすごく親切で。「来い来い」言うて、すぐに連れて行ってくれた。 >当然、越山会の選挙事務所にご本人はいませんでしたが、事務所の方々はどこの馬の骨ともわからない頭でっかちの大学生を温かく迎えてくれました。 >「兄ちゃん、東大生か。 >何しに来た? 角栄さんのファンか?」と聞かれ、まさか腹立って乗り込んできたとは言えず「いやぁ……」とか濁してたんですよ。 >そしたら車座になって、越山会の方々が、いかに田中角栄が偉大かを喋り始めた。 >「うわっ、始まっちゃった」と思いました。 >革命思想にかぶれていた当時の私は、自民党も田中角栄も大嫌いでしたから。 >でも、話を聞いているうちに、なぜ角栄が選挙で圧勝したかわかってきた。 >ある人は「東京の人らはいろいろ言うけど、角栄さんのおかげで地元の山にトンネルができた。 >それまでは病院が山向こうで、子どもがよく死んでいた。 >トンネルができたおかげで病院に行けるようになり、いまでは子どもの命が助かってる。 >みんな悪口ばっかり言うけれど、そういうことは誰も言ってくれないんだ」と言う。 >そして、「お金の問題も色々あるかもしれないけど、あの人はワシらのために頑張ってくれた。 >今こそ、ワシらが恩返ししないと」と、みんな口を揃えて言うんです。 >「これが22万票の正体か」と思いました。
政治の問題が身近でないと有権者の力が発揮されないですね。田中角栄は人心を掴んでいた。
>マスコミが大バッシングしても「ワシらが守らなあかん」と地元の人たちが立ち上がり、総理大臣の時以上の票を得た。 >あの日の体験はすごくリアルに自分の中に生きています。 >メディアがいかに叩こうが、有権者の心を掴んでいれば勝てる。
地元への利益誘導による効果はテキメンですね。
>政治家の真髄を見せつけられた気がしました。
現実の損得勘定が選挙の全てのようですね。分かりやすいが夢と希望が生まれ無い。日本人には現実があって、非現実 (考え) がない。政治には哲学が必要である。 (略)
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