2023年06月20日(火) 

 

>ダイヤモンド・オンライン   >「日本はますます劣化」「先進国の中では二等国」英国在住の作家が語る“失われた30年”   >河崎 環 の意見 • 11 時間前   

>ロンドン在住の経済小説家・黒木亮氏(以下敬称略)。   

>バブル期に邦銀金融マンとしてヨーロッパや中東を駆け回り、1988年から30年以上英国で暮らす黒木は、海の向こうから日本の「失われた30年」を見つめてきた。   

>特にこの3年はコロナ禍という世界共通の課題があり、どうしても英国と日本を比較してしまうと話す。   

>今の日本は先進国の中では二等国、と厳しい評価を下す黒木が、祖国に向けるまなざしとは……。   

>(コラムニスト 河崎 環)   

(略)

>コロナ禍によって世界各国は「同じ課題で力を試された」   

> コロナ禍の間、英国在住の黒木は日本への帰国もままならなかった。   

>今回の一時帰国(5月上旬)は、コロナ禍明けでは2度目。   

>「去年の10月に帰国したときは、まだ日本はコロナ対応の真っ最中で、空港からのリムジンバスも大幅減便。   

>面食らいました」と、すでに昨年5月にはコロナ規制を全廃し、マスク着用義務などもとうに過去の話である英国暮らしとの違和感を語る。   

> 黒木が海の向こうから見たコロナ禍の日本は、すっかりナンセンスに映ったようだ。   

>「日本ではみんなマスクをして、満員電車ですし詰めになっている。   

>狭い街のあちらこちらに行列ができて混んでいるし、これは大変なところだなと。   

>今回の帰国で、ようやく日本もマスクを外し始めているけれど、経済を正常化したいと言いながら日本のコロナ対策はもう全て後手後手で、どうしようもないと思いましたけどね。   

>国家のリーダーシップが失われている。   

>コロナ禍というのは世界各国が『同じ課題で力を試された』んだと思います」   

>「イギリスは見事でしたよ。   

>ワクチンがまだ開発されないうちに、『マイルストーン・ペイメント』などベンチャーキャピタルの手法で開発費を支援して、完成したらワクチンを優先的にもらうという戦略を取った。   

>開発と同時並行で接種計画を策定して、ロジスティクスも全て整え、注射打ちのボランティアも1万人ぐらい養成しました。   

>医療資格のない18~69歳の素人を訓練して注射打ちにしたのは、救命救急のNPOに所属する16歳の若者でした。   

>そして先進国で一番早く、2020年の12月からワクチンの接種を始めた。   

>片や日本は、接種は自治体と職域に丸投げ。   

>マスクだけ一生懸命して、いくらか感染は抑えられたのかもしれないけれども、それほど素晴らしい結果を出したとも思えない」   

> 黒木は、日本がリーダーシップを失ったと繰り返した。   

>「ウクライナ支援でも同じことです。   

>ボリス・ジョンソンがウクライナに特殊部隊を派遣し、イギリスが最初に動いた。   

>日本は政治家が萎縮しています。   

 

日本人は無哲学・能天気ですからね。政治家とて例外ではありませんね。   

 

>マスコミにばかにされたたかれたくないから、決断せずに選挙だけやり過ごす。   

>すると現場が頑張るしかないから、日本は現場の仕事熱心さはピカイチ。   

>でもリーダーシップがない。   

 

日本人には意思が無い。意思の無い人間には責任も無い。責任のない指導者は成り立ちませんね。   

 

>昔は、日本は金権政治であったとはいえ、リーダーシップはそれなりにあったんでしょうね。    

>けれど政治家の資質が下がって、小泉・安倍政権で官僚の力もそがれてしまった。   

>国家財政も借金を膨らませ、どうしようもないところまで来てしまった」   

> その理由は、人材の劣化だという。   

>「日本の政治家が劣化したから、その相手をする官僚も劣化した。   

 

日本の政治家には政治哲学がない。だから政治家は官僚を頼りにしてきた。しかし政治家が官僚の力をそいだ後は双方ともに人材が劣化した。  

 

>今、優秀な人材は官僚にはならないでしょう。   

>メディアがしっかりして、日本の問題点をきちんと指摘しなきゃいけないのに、その役割を放棄している」   

 

我が国には英米流の高等教育が成り立たない。だから、専門家であっても哲学的な論文が書けない。日本の問題点をきちんと整理して公にするメディアが存在しない。   

 

>「政治の劣化は国民の責任でもありますよ。   

 

そうですね。政治は国民の責任ですね。日本の国民には意思が無くて責任感がない。

‘誰も責任を取りたがらず、誰も自分に責任があると言わなかった。・・・・・ 一般国民が軍部や文民官僚の責任と同等の責任を負っていると心から考えている人はほとんどいなかった。’ (ジョン・ダワー 増補版 敗北を抱きしめて 下)  

 

>選挙が人気投票になってしまうのは自然の成り行きなので、イギリスでは各政党が候補者選抜をしっかりやって、おかしな人が出てこないようにしている。   

 

日本にはインテリが育たない。国民の間に政治哲学に関する人気が沸かない。      

大学などの高等教育機関で論文作りに励めば学士・修士・博士などの称号が得られる。博士は普通 '哲学博士' (Doctor of Philosophy: Ph. D.) と呼ばれる。

私は日本のインテリから ‘哲学とは何ですか’ と何度も聞かれた。外国人からは、このような質問を受けたことはない。日本人は大学で、自己の哲学を作ることを学んでこなかった。だから彼らは退屈男・退屈女となって大学在学中の4年間を遊んで暮らさなければならなかった。       

政治に関する考えは政治哲学になる。宗教に関する考えは宗教哲学になる。科学に関する考えは科学哲学になる。人生に関する考えは人生哲学になる。などなど。  

我が国の政治家には政治哲学がなく、わが国の宗教家には宗教哲学がない。わが国の科学者には科学哲学がなく、わが国の著述家には人生哲学がない。などなど。   

‘私は絶対に日本人を信用しない。昨日までの攘夷論者が今日は開港論者となり、昨日までの超国家主義者が今日は民主主義者となる。これを信用できるわけがない’  (あるアメリカの国務長官)    

 

TBSブリタニカとブリタニカ国際大百科事典を作ったフランク・ギブニー氏は、自著 <人は城、人は石垣> の中で、我が国の作家について次の様な感想を述べています。

孤立は日本式スタイルを誇る詩人、随筆家はいうに及ばず、小説家において最も顕著である。これは外国人にとっては判断をはばかられる主観的な領域である。しかし文学界で最も尊重される文章が意味を省略し、あいまいさに富み、漢字をうまく使って読ませ、文法分析家を意気揚々と悩ます一種の「気分の流れ」であることは一般に真実である (私の思考パターンは取り返しのつかぬほど西洋的なので、私は自分がスラスラ読めるような日本語の散文は深刻なまでに文学的優雅さに欠けているにちがいない、という大ざっぱなルールをとっている)。(引用終り)  

 

>しかし日本では、自民も維新もタレント候補を連れてきて、有権者をばかにしているでしょう。   

>なのにそれを選んでしまう有権者も愚かです。    

>タレント候補に頼っているような政党はろくなことがない。   

 

無哲学・能天気の国民には選ぶべき候補者がいない。   

 

>トランプが大統領に選ばれたとき、パトリック・ハーランさんが『恥ずかしくてアメリカ国民をやめようと思った』と発言していたけれど、僕も今の日本の政治家を見ていて日本国民をやめたくなりますね」   

>「今の日本は、先進国の中では二等国です」   

> 日本の「劣化」は、英国在住の黒木にとって肌で感じるものだという。   

>「国民年金なんて、日本の支給額は年間せいぜい70万円ですが、イギリスは年間180万円が支給されます。   

>今回の帰国フライトでも、欧州からの便に乗っている客は95%欧米人。

>インバウンドが復活しているのは、日本の物価が異様に安いからで、例えば欧州でもギリシャやポルトガルを見ても分かるように、世界的に物価が安いのは“貧しい国”である証しです」   

> 黒木が海外へ出た1988年、日本はバブル経済の絶頂期だった。   

>「当時、日本はエコノミックアニマルなんて呼ばれていたけれど、その後、日本文化や観光資源の豊かさ、日本人のきれい好きや治安の良さというのは世界に広く知られてきて、リスペクトを受けるようになったのはすごくいいことだったと思います。   

>外銀のバンカーが東京駐在の辞令をもらったりすると、昔は『なんで日本なんか行くんだ?』なんて言われたのが、2000年代になるとうらやましがられたという話もあるくらいです」   

> そして黒木は、厳しいひと言を発した。   

>「でも、今の日本は先進国の中では二等国ですよ。   

>清潔で勤勉な国民性ではある。   

 

日本人の文化には外観があって内面が無い。だから、それだけ余計に日本人は外面に拘る必要がある。   

 

>でも円が弱くなり、国力としてはすごく衰えて、インバウンドの隆盛以外、いいことは何にもないような気がします」。   

> それは、ロンドンで邦銀金融マンをやめて専業作家になると決め、ロンドンに不動産を購入して以来29年、海の向こうから作家として故郷日本を、日本の「失われた30年」を見つめてきた、黒木ならではの重い言葉だった。

> 国力が明らかに衰えている、その中で若い世代にできることはなんだろう。   

 

我々日本人は日本語と英語の両言語を良く学び、思考における時制の大切さを十分に理解する必要がありますね。英語にある時制 (tense) を使った考え方を会得すれば、我々は自己の意思 (will) を明らかにすることも可能になるし、自分自身の世界観 (world view) を持つことも出来ます。さすれば我々は国際社会において相手の理解も得られ、未来社会の建設に協力することも可能になります。かくして、我々日本人は、人類の進歩に一層の貢献が可能になるでしょう。 

 

『有能な人材が世界から日本に集まり、ここで世界に向けてサクセスストーリーが生まれるという国家を目指すべきです。 このための具体的な政策課題として (1)英語を第2公用語にする (2)定住外国人に地方参政権を与える (3)インターネットの接続料はじめ知的生産活動の基本コストを諸外国並みにする (4)日本の制度やシステムの中で国際基準と合致しないものを一括して見直す―の4点を提案したいと思います。』 (茂木敏充外務大臣)   

 

>「日本はまだ国際的に学力は高くて、今はむしろ若者にとってチャンス。   

>本人次第かな。   

>やっぱり自分がその仕事の場で可能な限りの、一番大きくて自分好みの絵を描くように努力したらいくらでもチャンスはありますよ。   

>やっぱり、夢がない仕事って面白くないですね。   

>夢は自分で持つものだと思うし」   

 

日本には何でもあるが、ただ夢と希望だけがない。日本人には世界観が無いので、来るべき世界の内容が全ての国民に想定外になっている。   

 

>「今、日本は子どもを競争させないような教育をしているでしょう。   

>順位を付けないなんて、おかしいですよ。   

 

そうですね。しかし、同次元序列の競争だけでは残酷ですね。入試地獄になる。もつと個性的な競争に力を入れるべきですね。   

 

>競争に耐え得る人間にしないと、生き残れない。   

>生きるって、競争ですよ。   

>動物だって、懸命に自分を魅力的にして異性を引きつけて、自分の遺伝子を残そうとするでしょう。   

>本来の動物のあり方を否定するような教育、おかしいんじゃないかな。   

 

意思の無い競争はアニマルの競争になる。自分の意思を働かすことができれば個性の競争になる。考えは個人個人で違うからである。     

 

>子どもの能力をそぐような結果になっています。   

>それは教育といえるんですかね」   

 

子供の教育は受け売り後追いの競争になりますが、大人の教育は自己の哲学を手に入れる教育にならないと国がもちませんね。この種の教育に成功しなければわが国は二等国にとどまります。         

 

(略)

 

 

 

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閲覧数67 カテゴリアルバム コメント0 投稿日時2023/06/20 21:36
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