>東洋経済オンライン >20代で「夢も目標もない」暗い将来への彼の絶望感 大きな夢はどうやったら持てるようになるか >安井元康の意見 >・1日 >初めまして、20代会社員の者です。 >人生や仕事において、大きな夢や目標を持つことについて教えてください。 >私は学生時代から大きな夢や希望を持てずに生きてきました。 >世の中や周りにもたいそうな目標を持っている人もおらず、また日本の今の状況を鑑みても暗い未来しか想像できず、どうしても今の延長線でこの先のことを考えてしまいます。 >上司や学生時代の先輩に「仕事や人生で目標はありますか?」と聞いても、細かい人事上の昇進の話や、〇〇を買いたい(たいした値段ではない)とか、「今を生きる」などと言われ、自分自身の夢や目標を持つことの難しさを感じています。 >一方で、若い自分が大きな夢や目標を持ち、そこに向かって突き進むことは、悪いことではないと思っています。 >実際にさまざまな成功者の本を読んでいると、大きな夢があり、その達成に向けて努力する姿が多いように思えます。 >そのような大きな目標などを持つにはどうしたらよいのでしょうか? >AT 会社員 >子どもの頃に大きな夢を持てたワケ >大きな夢を持てるようになるためには、まずは小さな夢を達成する経験を得ること、そして自分自身が大きく成長することです。 >人生とは日々の経験の積み重ねです。
そうですね。教育を受けることは経験することですね。
>小さな経験や実績の積み重ねを通じて、大きな成長を遂げるのが人生とも言えます。 >子どもの頃や学生時代は、世間を知らず、経験もなく、という状態ですから、ある意味ピュアな夢を持てるわけです。 >そのため将来何かを成し遂げる可能性を持っている(と少なくとも本人は思っている)のです。 >ところが社会に出て、いわゆる常識や自分の社会における立場がわかり始めると、夢も現実的なものに軌道修正されていく。 >多くはそんなパターンかと思います。
そうですね。
>しかしながら決して「現実的」であること「そのものは」悪いことではありません。 >後ろ向きであることは悪いことですが、前向きで現実的な夢、というのは、悪い話ではないのです。 >いずれにせよ、子どもや学生の頃は「ピュアな夢」を持てる一方で、社会人になるとどうしても現実的な夢に終始してしまう、ということですが、両者の大きな違いは「そこに責任があるか否か」という点です。 >大人になると周りへの配慮も必要になる >夢を語るものも、夢を見るのももちろん本人の勝手なのですが、夢の追求や実現にあたっては、社会人になると個人の中だけで完結せずに、同僚や上司、取引先といった仕事関係から、家族や近所といったプライベートな関係、そして世間というふわっとしたものまで、さまざまな関係性を考慮する必要があります。
現実直視が必要ですね。
>つまりは、周りに対する責任を考えたうえでの行動になる、ということです。 >とはいえ、繰り返しですがそういった現実的な立場を踏まえた夢は、決して悪いものではありません。 >夢を持っていること自体が素晴らしいですし、前向きで現実的な夢や目標を持つのは生きるうえでの糧にもなりえますから、やはりよいことなのです。 >少なくとも、現実的な夢を持つことと、人生を諦めることを同一とみなしてはいけません。
そうですね。
>現実的な夢を持っていることは、ポジティブな人生を生きている証でもあります。 >何かを諦めた人生とはまた異なるものなのです。 >夢のスケールや大小は関係なく、人生において何かしらの夢や目標を持っていること自体が大事なのです。 >さて、そういった前提で、ATさんの「どうしたら大きな夢を持てるようになるか」という問いに関してですが、まずは「大きな夢とは何か」から考えましょう。 >頂戴した相談を拝見すると、ATさんの中では大きな夢とは、目の前の現実や今とは大きく離れた、つまり現状の自分とは大きく乖離したスケールの目標やゴールのことなのだと思われます。 >その前提で話を進めると、大事なことは2つです。 >1つ目は現時点での自分というものが見えていること。 >つまり自己理解や分析がキチンとできていること、です。 >自分は何者で、何ができて、何ができなくて、どんなことが好きで……といった類いのことです。 >何かを始めるうえで、スタート地点がしっかりとしていること、とも言えます。 >2つ目は、自分がどんな生き方をしたいか、を理解している、ということです。 >この2つをキチンと把握し、理解していればおのずと自分の将来の夢や目標は見えてくるハズです。 >仮にそれらを理解していない、という話であれば、まずはそこから始めたほうがいいのですが、とはいえ、例えば自分自身の生き方について、日々自問自答し、分析し、物事に意味を見いだしたりするクセがないとそんなに簡単にはいきません。 >ではどうすればよいのか? >小さな夢や目標を持つようにする >その場合は、まずは小さな夢や目標を日々持つことにして、それを達成するクセをつけるのがよいでしょう。 >小さなジャンプができないヒトは、大きなジャンプができないのと一緒です。 >身近なことでよいので、今の自分よりも一歩前に進めるような目標を持ってみましょう。 >そしてそれを達成したら、さらにその先に進めるような目標を立てて、その達成に邁進する。 >そうすることで、少なくとも自分自身の成長につながりますし、なによりも目標を立てて、それを達成する、という経験を積むことができます。 >人生とは、日々の経験の積み重ねですから、そういった積み重ねを通じて成長すればよいのです。 >そのようにしていくうちに、やがて今の自分よりもスケールの大きな夢を持てるようになるかもしれませんし、小さな積み重ねでいいや、と思うようになるかもしれません。 >いずれにせよ、それは自分自身を理解した、ということであり、生き方や生きるうえでの軸を持った、ということですから、それも成長なのです。 >少なくともそうやって、自分自身が今の自分よりもどんどん成長していけば、より視野も広がりますから、現時点では見ることも、想像することもできなかった夢や目標を持てるようになるかもしれません。 >大きな夢を持つ理由の1つは、自分自身が今よりも大きく成長する、ということでしょう。 >目的は成長すること、であり、夢を持つことはその手段である、とも言えます。 >つまりは大事なのは、人生において成長し、前に進むことですから、その手段が小さな夢の積み重ねであれ、大きな夢に向かってのジャンプであれ、どちらでもよいのです。 >自分自身にあったやり方で成長すればよいのです。 >夢を持つこと・達成することに慣れる >頂戴した相談を拝見すると、少なくとも今のATさんにとっては前者、すなわち小さな夢をまずは持って、コツコツとそれを達成するほうが合っているような気がします。 >そうやって、まずは夢を持つことやその達成に慣れて、より深く自分自身を理解し、その過程において成長する。 >その結果として、よりスケールの大きな夢を持つことができるようになるかもしれません。 >そのような考え方で、ATさんがご自身にあったやり方を見つけ、日々の人生を通じて大きく人間として成長されるであろうことを応援しております。
西洋人の文章には現実 (事実) の内容のものと非現実 (考え・哲学) の内容のものがある。どちらの文章の内容にも意味がある。だから、夢の内容にも確信が持てる。 日本人の文章には現実の内容のものしかない。だから非現実の内容は日本人には意味をなさない。日本人の夢は ‘はかないもの’ の代名詞になっている。だから、夢の内容には確信が持てない。 我々日本人は日本語と英語の両言語を良く学び、思考における時制の大切さを十分に理解する必要がありますね。英文法にある時制 (tense) を使った考え方を会得すれば、我々は自己の意思 (will) を明らかにすることも可能になるし、自分自身の世界観 (world view) を持つことも出来ます。さすれば我々は国際社会において相手の理解も得られ、未来社会の建設に協力することも可能になります。かくして、我々日本人は、人類の進歩に一層の貢献が可能になるでしょう。
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