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ものの本によればその昔、美しく麗しい人の事を容人(かたちびと)といったそうな。そしてひときわ美しい花を容花(かおはな)とめでたそうです。最近緑のカーテンにもてはやされる朝顔の名も、朝に咲く「かおはな」から来たとされています。ところがこの「かおはな」暑さに弱いのが玉にきず。朝早いうちに咲いて日が出て気温が上がりだす頃になれば、麗しい姿はすでに無くくたびれて下を向いてしまう。超サマータイムの花です。ところが万葉集に出てくる「野辺の容花」はヒルガオです。こちらは名の通り夏の強い日差しあたってもなんのその、あちこちに這わせたツルに、淡 … [続きを読む] |
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昔植物の先生が「日本の植物で一番短い名はイ、一番長い名はリュウグウノオトヒメノカミユイノキリハズシ(竜宮の乙姫の髪結いの切りはずし)だ」と話されたことが植物の名前を調べていると良く思い出します。それぞれ「ホソイ」「アマモ」とれっきとした標準和名があるのですが、それよりリュウグウノの方がすんなり頭に入り、年相応に脳の老化が進み、植物の名前をはじめなかなかものごとを思い出すのに時間がかかって来ている私にとってはありがたいです。そんな私でも、すっきり名前を思い出すことができる植物のひとつがこれです。花を見れば一目瞭然。ちょっとつぼめ … [続きを読む] |
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石をひいた道路にぴょんと飛び出してきたバッタ。良く見ないと隣の落ち葉にそっくりでどこに行ったか分かりません。 目を凝らすとやっと周囲の落ち葉と区別がつきます。今は体長が2㎝位ですが、大きくなると倍の大きさになる、トノサマバッタの幼虫です。このバッタは時に集団になり大食漢なので農作物に大きな被害を与えます。このバッタは、密度が少ない時にはのんびりとして飛翔力もあまりないのですが、密度が高くなると突然形態が変わり、飛翔力が上がりせわしく動くようになります。パール・バックが小説「大地」で「それは最初、地平線に、ささやかな霞みのようにかか … [続きを読む] |
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5月20日の敷地の造成着工から7月7日の上棟まで、住宅移転に追いまわされて、あっという間に二ヶ月が過ぎてしまいました。 気がつけば季節は夏の真っ盛り。事務所の脇にあるユズにゴマダラカミキリムシが集まって来ていました。写真を撮ろうとちょっと触れるとポロっと葉の中に落ちてしまってなかなか良い所に出てきません。このカミキリムシの中国名は「天牛」長い触角を牛の角にたとえたようですが、子どもの頃はカミキリムシの大きなあごにかまれるのが怖くて、ひげを持って良くぶら下げた。 ユズの木のカミキリムシをあちこち探していたら、下からはい出てきた奴が、突然葉 … [続きを読む] |
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オレンジ色の見るからにおいしそうな実。ちょっとつまんで口にいれたくなります。ところが口に入れると、はじめの少し甘みの後に、ネバ付いたエグミが口に広がり、すぐに水筒の水で口をゆすぎたくなります。この実の持ち主は「ヒメコウゾ」和紙の原料の「コウゾ」で知られています。林の縁の少し湿った所に良く生え、一年で1m以上にも枝を伸ばします。秋にこの木の皮を剥いで、水にさらして叩くと繊維が取れるので、これをすいて和紙にします。この木の皮は丈夫で、皮を剥いで引っ張りっこをしてもなかなかちぎれません。この丈夫さが和紙に向いているのでしょう。この木を … [続きを読む] |
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奥庭の向こうの、土塀の外は一面の松林であった。 是処から、二つ、三つと、「松蝉」が鳴きそろって、ひとしきり鳴きこめたかとおもうと、はたとやみ、間をおいてまた鳴きはじめる。 この頃読みなおしている、池波正太郎の鬼平犯科帳の一節です。この作家はこのセミが好きで、さまざまな場面に「松蝉」が、登場してきます。「松蝉」の標準和名は、ハルゼミで5月のはじめから、6月の中頃まで松林で見られます。鳴き声は、少し低い「ジョーンジョーン」と聞こえ、1頭が鳴き出すと周囲のセミも一緒に鳴き出し、しばらくすると鳴きやみます。松の木に卵を産むため最近では松林 … [続きを読む] |
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昼休みに涼しい木陰で休もうと、神社の境内で弁当を広げると前の木の横枝に、ふわりと黒いものが飛んできて止まりました。「やっと出会えたね」ここ数年まともに対面することがなかったアオバズク。青葉の茂る4月の下旬に日本に渡ってくるフクロウの仲間です。夜になると「ホッホッ、ホッホッ」と二声ずつ鳴くので、存在は知れるのですが、昼間はひっそりとしているのでなかなか分かりません。そっとカメラを三脚にセットしてファインダーを覗くと、黄色い丸い目がこちらを見ています。とにかく落ち着いて、周囲は暗い境内でおまけに曇り。仕方ないから感度を上げて「しまっ … [続きを読む] |
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梅雨の雨にぬれて水辺に咲くカキツバタの群落は、とても風情があります。奈良時代にはこの花を摘んでその色汁を使って紙に書く花摺りに使ったそうで、カキツバタの色汁を使った絵手紙などはなかな風情がありそうです。カキツバタと言えば一緒に浮かぶのがアヤメ。 「いずれアヤメかカキツバタ」は、たがいに美しくて甲乙つけがたいという意味だと私は理解していますが、どちらもアヤメ科の植物で、外側の花弁が大きくて垂れ下がっています。 見分け方は、アヤメはその名の通り、外に垂れ下がっている花弁の付け根に黄色の網目状の模様がありますが、カキツバタは白ややや黄色 … [続きを読む] |
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