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2008年06月06日(金) 



丸山真男は、<現代政治の思想と行動・上巻> (1) において、以下のように述べています。

、、、、、現実とはこの国では端的に既成事実と等置されます。現実的たれということは、既成事実に屈服せよということにほかなりません。現実が所与性と過去性においてだけ捉えられるとき、それは容易に諦観に転化します。「現実だから仕方がない」というふうに、現実はいつも、「仕方のない」過去なのです。、、、、、

日本人の考え方は、「現実を変える、動かす」のではなく、「現実だから仕方がない」である。現実を変えたり動かしたりするのは、意思の力によるのであるが、意思は未来構文の内容であって、日本語には未来構文はない。だから、意思のない日本人は、なされるがままになっていて、諦めがつきまとう。これが、自発性がなくおとなしい日本人 (2) の実態である。

(1) 丸山真男 現代政治の思想と行動・上巻 P.174  未来社 1956年
(2) http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t…p;m=105230


Professor Terashima is an accomplished scientist but also an acutely observant philosopher and sociologist whose critical ideas are deeply penetrating. What he writes will give his readers much cause for reflection. His contribution is that he articulates through carefully structured analysis what the Japanese have for a while but only vaguely suspected about themselves.

沖縄県立芸術大学教授 A. P. Jenkins



http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/index.htm
http://3379tera.blog.ocn.ne.jp/blog/


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閲覧数674 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2008/06/06 18:06
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