|
文章に関わる仕事をしている友だちがいる。彼女の書く文章を、時々、読みたくなる。一度読んだことでも、繰り返し、読みたくなる。 彼女のつむぎ出す文章は、柔らかな大人の女性と、まっすぐな少年と、繊細な少女と、さらに一本気で不器用な大人の男を併せ持ったようなイメージを持つ。強く、危なっかしく、励まされたり、心配したり、私の心の強い部分と弱い部分を直撃したり、かわしたりする。 それでもやっぱりプロだから、落ち込んでいるときさえ自分を突き放し、もう一つの俯瞰した目でものを書く。 そうした書きぶりに触れると、私は「がんばれ」と彼女と自分に心の中でエールを送るのだ。 文章を読んでもらうということは、どういうことなのだろう。 書くということは。 文章は内容なのか、文体なのか、行間からこぼれ落ちるものなのか。 今、伝える、という仕事に携わることになり、いろいろなことを考える。 |