我々・日本人は、未来に対する回答を保留する。そうでなければ、でたらめな回答になる。日本語には未来時制の構文はないから、話の内容に筋を通したり、矛盾を取り除いたりすることはできない。我々は直前になって正確に回答をするが、その時はすでに時間的に問題解決に間に合わないことも多い。彼ら・英米人は未来に関して比較的簡単に回答する。土壇場で意見を翻すことも往々ある。彼らの脳裏には未来の世界と現在の世界は別々に存在する。だから、遠い未来に行き着くはずの究極の目的地と現実対策は別なものになる。うらめしい。日本人の世界は現実一つしかないので、二言は嘘になる。しかし、彼らにとってそれは嘘をついたことにはならない。彼らには、リーズン (理性・理由・適当) というものがある。だから、現実に対する相手の意見を再確認する必要がある。’尾生の信’ *は成り立たない。’I love you.’ は繰り返して言い続ける必要がある。 *尾生の信: 橋の下で会う約束をした女を待っているうち、大雨のための増水によって、約束を守りつづけながら溺死したという尾生という男の故事。愚直なこと。http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/ http://3379tera.blog.ocn.ne.jp/blog/