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2014年06月01日(日) 


日本人には教養が足りない。大学進学率が50パーセントに達しているというのに、教養が身に付いていない。だから、実学である医学・医療の大学でも教養部が栄えない。情けないことに、2年間の教養課程を早く切り上げて、4年間の専門課程に進むのが、実利の勉強法であるとされている。
実学尊重は分からぬでもないが、虚学に相当する哲学のない高度の職業人には困ったものである。実数 (real number) は大切だと考えるが、虚数 (imaginary number) は考えられない人間のようなものか。
現実は実数で、非現実は虚数に相当する。現実の内容には辻褄が合わせられるが、非現実の内容にはそうでない。だから、教養がない。国文法に時制と言うものがなければ、考えはそうなる。
時制は文章の内容を過去・現在・未来の三世界に区別する。時制がなければ、文章内容は現在だけで、過去と未来の内容は、嘘・でたらめとなる。自分の経験していない事柄は、どのようにでも述べられる。夢・幻のごとくにである。誰も非現実を深刻には考えられない。非現実の内容を主張するたびに、不毛の議論が絶えない。
自分の経験していない事柄について、辻褄を合せて語ることができれば、そのは一つの考えというものである。それには、文章が必要である。
文章が存在すれば、意味もある。矛盾も指摘できる。考えを正しい内容に仕上げることができる。だから、議論も実りあるものになる。
日本語には時制がない。だから、日本人には非現実の考えはなく、哲学的な議論も成り立たない。教養課程の学生は暇を持て余し、教養部は繁栄しない。大学生は子供の精神状態にとどまっている。
非現実の内容を現実の内容に変換できれば、それは創造である。現実の内容を現実に再現すれば、それは、模倣である。実学の段階である。
博士は、主として哲学博士 (Doctor of Philosophy; Ph. D.) である。医師を高度の職業人として育て、博士と同等の立場におくためには、大学の教養部の教育内容の充実は欠かせない。
ちなみに、アメリカの医学校 (medical school) は、学士を入学させる大学院 (graduate School) である。
我々に英語による教育は欠かせない。

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://3379tera.blog.ocn.ne.jp/blog/

現在の日本国憲法では、権利なるものについて以下のごとく書かれています。
第十一条【基本的人権の享有と性質】  国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与へられる。/ 第十二条【自由・権利の保持義務、濫用の禁止、利用の責任】  この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。/ 第十三条【個人の尊重、生命・自由・幸福追求の権利の尊重】/ すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。
これを読んだある日本人は、
'『基本的人権は、侵すことのできない永久の権利』という根拠などどこにもない事が言われているだけでなく『自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない。』など何を言っているのかよく分からないくだりもあります。また、ここでは国民は『個人』として尊重され、「集団あっての個体」という生物の自然の摂理に反した事も堂々と書かれています。'と発言していた。
理想の内容は、非現実である。つまり、理想は実況放送・現状報告の内容ではない。理想という非現実を現実に変える努力をするのが、我々人間の意義ある創造的生活である。
足を失った人も、以前のように自由に足を使えたら良い。それは、我々の理想である。再生医療がそれを実現させるかもしれない。だが、たとえ足を元通りにすることができなくても、できるだけ不自由さの軽減を図るのが、我々の人間の務めである。理想を大同とすれば、現実の小異を捨てることも可能になる。つまり、新しい社会への建設的な協力が可能になる。だから、大同の内容を考えて話し合うことは重要である。我々は、無哲学・能天気ではいられない。考える人にならなくてはならない。










閲覧数1,091 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2014/06/01 05:07
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