フランク・ギブニーは、<人は城、人は石垣> の中で下記のごとく述べています。 日本は外国人に話しかけられ、外国人と一緒に暮らし、外国人の前でもリラックスし、外国人と議論し、外国人の熱意をかきたてることができる人間を必要とする。 、、、、世界とコミュニケーションする能力を発見ないし再発見できれば、日本にとっても、世界にとっても、そのプラスは価値観と基準の変化による国内の一時的な混乱をはるかに上回ろう。もしも日本社会の団結性、信頼性、仕事熱、忠誠心が翻訳でき、もしもそれらが日本のユニークな価値観を世界に説明するとともに投射できれば、世界はうんと豊かになるだろう。(引用終り) 団結性(solidarity):階称 (言葉遣い) に基づく序列団結性を示す。示さなければ外人・非国民になる。序列の断絶は危機感をもたらす。 信頼性 (trust):愚直。意思 (非現実) というものを理解できない。言われた言葉 (現実) を行うしかない。未来時制の無いことに起因する。 仕事熱 (work enthusiasms):雑念 (非現実) を打ち払い、目先・手先の作業に神経を集中させる。この修行が、序列競争によりさらに拍車がかけられる。 忠誠心(loyalties):階称に基づく序列に対する忠誠心を示す。示さなければ外人・非国民になる。序列の断絶は危機感をもたらす。 日本人が、世界で行商人以外の役割を果たすためには、日本語とともに、英語をも学ぶことが必要である。 これからの教育は、語学に限らず日本語と英語の二刀流でなければならない。 これまでのわが国の英語教育は、英語と日本語を同次元の言語としてとらえて翻訳を事としてきた。しかし、新しい英語教育は、英語と日本語を異次元の言語として取り扱い、その違いを解説することにより内容を理解するものでなくてはならない。この解説を周知徹底すれば、我が国民のメンタリティは大いに改善され、外国人の我が国に対する理解もさらに深いものとなることであろう。 日本語をローマ字表記にするのがよい。これにより、非漢字国の国民に日本語を近づけることができる。世界に日本人の考えを理解してもらうための画期的な方法である。漢字の知識が有効なのは、特亜三国に限られている。 カナ書き英語の活用はよくない。宛名に外国の名前も書くこともできなけなければ、英語の辞書を引くこともできない。日本人が英米人の積み上げた貴重な知的財産に近づくことを妨げている。カナ漢字文化をローマ字文化に親しみのあるものとする改革が必要である。 . |