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2017年06月29日(木) 
大日本報徳社では、日本遺産登録を目指して様々な勉強会を開催しています。
先日、常葉大学像家学部教授の土屋和男先生がおみえになり、報徳社の建築群についての感想やご意見をいただきました。
それが、面白いんです!

「もったいない」の心が遺した転用と再生の「報徳」遺産
○寄せ集めの建築文化
・出自も特徴も違う建築が一か所に集まっているのが面白い。

○移築・転用の建築文化
・仰徳記念館は有栖川宮邸を移築。冀北学舎は倉真から移築。仰徳学寮は曳家も。古い建物を「リサイクル」して活用している。すべて現役で使われているのが素晴らしい。
・新築の大講堂もお寺で使っていた材を再利用。

○上からではなく下から(民衆の底力)
・「お上(おかみ)」からの近代化ではなく、掛川は「下(市民)から」の近代化がされた。報徳社の建築群も役所や政府がリードしたのではなく、市民の力によるもの。
・報徳図書館など、東京ならいざ知らず、昭和2年に小さな一地方にRC構造の図書館ができるなんて本当にすごいこと。「丈夫なものを作ろう」「新しいものを作ろう」という民衆の底力を感じる。

○まとめ
・「これはまだ使える」「直して使おう」のもったいない精神が、丈夫で魅力ある建築群を作り上げ、残り、使い続ける土台となった。環境問題、資源問題などという前から、掛川では「サスティナブル(持続可能)な社会」が実践されていた。

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たくさんの新たな「視点」「切り口」をいただき、日本遺産のストーリーづくりの大きなヒントとなりました。
報徳社は「わかりやすい観光スポット」ではありませんが、玄人好みのいぶし銀の、それでいてまっすぐ王道をいく建物群なのだと感じました。

閲覧数642 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2017/06/29 14:41
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