2019年04月14日(日) 

 

> (中略)

> 計算機をたたいてみれば、今の日本経済のあり方を変えないと国が滅びてしまうことはすぐにわかる。>にもかかわらず、それに本格的に取り組んでいる人は少ないとアトキンソン氏は言う。

 

そうですね。日本人には、未来の内容は想定外になっていますからね。

 

>諸外国に比べてより改革が必要なのに、先進国として日本は最も改革しにくい国だとも。

 

そうですね。同感です。日本人は、無国籍になってはいけないと、常に頑張っています。

 

>だから、誰かが「日本人の変わらない力は異常」と言っていたことにも同感するのだそうだ。>これだけの危機に直面していても自ら変わろうとしないのは、普通の人間の感覚では理解できず、異常以外の何物でもないと言い切るのである。>残念ながら、そこには共感するしかないだろう。

 

日本人の不変は、日本語で裏付けられていますからね。力は異常です。

 <日本はなぜ敗れるのか・敗因21か条> を著した山本七平の指摘する事例からも、大和民族自滅の過程は見て取れます。その一例を以下に掲げます。

私が戦った相手、アメリカ軍は、常に方法を変えてきた。あの手がだめならこれ、この手がだめならあれ、と。 、、、、、あれが日本軍なら、五十万をおくってだめなら百万を送り、百万を送ってだめなら二百万をおくる。そして極限まで来て自滅するとき「やるだけのことはやった、思い残すことはない」と言うのであろう。 、、、、、 これらの言葉の中には「あらゆる方法を探求し、可能な方法論のすべてを試みた」という意味はない。ただある一方法を一方向に、極限まで繰り返し、その繰り返しのための損害の量と、その損害を克服するため投じつづけた量と、それを投ずるために払った犠牲に自己満足し、それで力を出しきったとして自己を正当化しているということだけであろう。(引用終り)

 

>なぜ、こんなにも頑なに変わろうとしないのか。>変わる必要がないと思っている人たちは、こんな理屈を述べ立てます。

>日本は世界第3位の経済大国である

 

現実は、見ればわかる。

 

>戦後、日本経済は大きく成長してきた

 

前例がある。

 

>日本は技術大国である

 

見ればわかる。

 

>日本は特殊な国である

 

‘特殊・例外’ を持ち出しては、議論を停止させている。初めから、真剣に議論をする気持ちは無い。

非現実・考えの内容は、頭の中にある。見ることができない。ただの話である。話の筋がわかるには、その文章の理解が必要である。

見ることのできる内容は、’本当’ のことである。見ることのできないものは、’嘘’ である。

 

>よって、日本のやり方は正しいし、変える必要はない([日本人の勝算] 249ページより)

 

正であろうが不正であろうが、考えを改める余地は無い。日本人は、もともと無哲学・能天気であって、建設的なことは考えられない。

 

>そして、アトキンソン氏が「変える必要がある」と指摘すると、次のような反論が返ってくるのだという。

> 日本はお金だけじゃない、もっと大切なものがあるんだ

 

そうですね。それは、愛着ですか。我が家に残した柱の傷のようなものですか。残酷なものは、’過去のない老人’ と ‘未来のない若者’ でしょう。

 

>前例がない

 

思考停止になっている。しかし、見ればわかる。前例がないのでは、話にならない。

 

>海外との比較は価値観の押し付けだ

 

‘海外では、、、、’ といえば、皮肉を込めて ‘出羽の守’ と答える。

 

>今までのやり方は日本の文化だ

 

そうですね。日本人には、それしかない。

 

>見えない価値がある

 

愛着ですか。昔ながらの山桜かな。

 

>データ、データと言っても、データはいらない

 

当の昔に日本人は、理屈を捨てている。

山本七平は「『空気』の研究」のなかで、そのことを指摘しています。

「驚いたことに、『文藝春秋』昭和五十年八月号の『戦艦大和』でも、『全般の空気よりして、当時も今日も(大和の)特攻出撃は当然と思う』という発言が出てくる。この文章を読んでみると、大和の出撃を無謀とする人びとにはすべて、それを無謀と断ずるに至る細かいデータ、すなわち明確の根拠がある。だが一方、当然とする方の主張はそういったデータ乃至根拠は全くなく、その正当性の根拠は専ら『空気』なのである。最終的決定を下し、『そうせざるを得なくしている』力をもっているのは一に『空気』であって、それ以外にない。これは非常に興味深い事実である。」と書いています。

 

>さらに、本音を言う人は「俺はこれ以上がんばるつもりはないよ」と言います。

 

意思のないところに、方法 (仕方) は無い。Where there’s a will, there’s a way.

意思は、未来時制の文章内容です。しかし、日本語文法には、時制というものがないので、日本語の脳裏には未来時制はありません。だから。日本人には、意思がない。

日本人は、優柔不断・意志薄弱に見える。

 

>■動かない日本を動かす方法

>確かに、どこかで聞いたことのあるフレーズばかりだ。>それはともかく興味深いのは、アトキンソン氏が耳にしたという「こうした偏屈ともいえる意見を持つ人が少なくないのは、日本人の平均年齢が上がっていることに原因があるという人もいる」という意見だ。

 

高齢者は、‘頭が固い’ と言うことですかね。

 

> (中略)

>しかし、仮にそうだったとしても、私たちは大きく意識を変えなければならない時期にきているのかもしれない。

 

そうですね。意識改革がぜひ必要ですね。

 

>そして重要なのは、かたくなに動こうとしない日本という国を、どう動かすか、動かせるか。

 

日本人に日本語と英語の両言語を熱心に学ばせて、時制 (tense) の大切さを理解してもらうしかありませんね。

時制のある文章内容は、独立した三世界 (過去・現在・未来) を表すことができる。だから、人は世界観 (world view) を持つことができる。

‘我々はどこから来たか’、’我々は何者であるか’、’我々はどこに行くのか’ の哲学的命題に答えを出すことができれば、未来に関する危機感を持つことも可能になります。

英語文法には時制 (tense) というものがあるか、日本語にはない。だから、日本語は、写生画の言葉といわれている。現実以外を映さないからである。現実以外の内容が想定外になっていて、かたくなに動こうとしない。

 

> 日本企業は、自由にさせておくと、生産性を向上させる方向に向かわないだろう。

 

そうですね。お変わりのないことが、何よりなことですからね。

 

>アトキンソン氏も言っているとおり、それは歴史を振り返ってみれば明らかだ。

 

歴史は、繰り返す。安らかに、眠ってください。過ちは、繰り返しますから。歌詠みは、わが国の伝統です。

 

>だとすれば、手段はひとつしかないことになる。>すなわち、強制的にやらせることだ。>そのためには、最低賃金の引き上げが最適だという考え方なのである。

 

対症療法では、日本病は根治しませんね。病根は深い。

 

 

.

 

 

 

 

 

 


閲覧数475 カテゴリアルバム コメント0 投稿日時2019/04/14 05:47
公開範囲外部公開
コメント(0)
  • 次項有コメントを送信
    閉じる
    名前 E-Mail
    URL:
■プロフィール
シンちゃんさん
[一言]
明るい未来社会を築こう
■RSSフィード
RSS 1.0 RSS 2.0 Atom 1.0
■このアルバムのURL
https://e-jan.kakegawa-net.jp/blog/blog.php?key=840335