この時間の課題は、「風の強さによって、物の動き方はどう変わるか?」でした。「動きがどう変わるか」という曖昧な課題になったため、注目したかった「距離」だけでなく、「速さ」や「進む方向」などの意見も出てきました。多様な考えが出てくることはよいことでしたが、子供たちのやるべき事がブレてしまったことを、少々反省しました。 気を取り直して多目的室に移動し、実験開始!車をサーキュレーターの前に置き、風量を「弱」「強」にして、車の動いた距離を記録しました。結果を表にまとめると、比較しやすいことを学習しているので、難なく記録し、結果を導き出しました。3年生は、算数で「表とグラフ」を学習中なので、この実験の結果を表やグラフにしてまとめると、教科横断的な学びができそうです。 実験の結果は、予想通り、風が強いときの方が、弱いときより遠くに進んだことが分かりました。しかし、子供たちの興味や疑問はこれでは終わりませんでした。「風を受ける紙を小さいサイズにしたら距離は変わるのかな?」「風量を中にしたら、記録が弱と強の間になるのかな?」「車がなぜ真っ直ぐに進まなかったのかな?」今日の実験を経て湧き上がった疑問は、次回の実験で解決していきます。 |