2023年02月08日(水) 

 

>NIKKEI STYLE   >ひとつ上から課題に迫る 筑波大学・永田恭介学長   >  - 41 分前   

>日本の大学は教授、学者という「個人事業主」の集まりともいわれる。   

>トップといえども組織を自由には動かせない。   

>筑波大学学長の永田恭介氏(69)の描くリーダー像は、大きな視野に立ち、課題と向き合う姿だという。   

>科学技術の「源泉」として期待される大学の本質とは何かを問い続け、改革にまい進する。   

>――国立大学は2004年の法人化以降、独立性と自立性が求められてきました。   

 

人間には自主・独立が必要ですね。   

 

>アカデミアのリーダーとして、何を心がけてきましたか。   

>「科学者はひとつずつ、上のヒエラルキー(階層)から考える癖がついています。   

>問題にぶつかったとき、解こうとするレベルのひとつ先をいく視点、一段階上から見つめ直すと、直面していた問題は一部にすぎず、また新たな問題がわかってくるのです」   

 

大所高所に立った人の意見ですね。   

 

>「学長になれば大学のことは放っておいていいはずです。   

>大きな指示だけを与えたら、副学長、理事を含め、あとは仲間に任せればいい。   

>もちろん方針作りでは徹底的にディスカッションはします」   

 

議論は大切ですね。   

 

>「大学のことは大学に任せ、学長は日本のことを考えよう。   

>そういう姿勢で臨んできました。   

 

学問に国境はありませんからね。    

 

>自分の置かれた状況のひとつ上の階層から考え、それに対し意見を持ち、そして行動を起こす。   

>それができないとリーダーはやっていけないかなと思います」   

 

リーダーには時代の先取りが必要ですね。ところが日本人には世界観がない。だから、その日暮らしになっている。致命的なインテリ生活ですね。      

 

 

>――学長になることを意識したのはいつごろですか。   

>「国立遺伝学研究所や東京工業大学で20年近くがんや遺伝子を研究してきました。   

>2001年に筑波大に移り医学系の教授となり、病院や大学全体のことも考え始めました。   

>前任の学長が病気で2年の任期を残して辞めることになり、ある日突如、学長の選考委員会から『先生、履歴書を送ってください』という連絡がありました」   

>「青天のへきれきでしたね。   

>学問や大学のありようを大学や学者、研究者の手に取り戻さなければならないと考えていた矢先の出来事でもあり、その思いを学長選考会議のヒアリングで述べました」   

>――学長に就いて何をしたのですか。    

>「筑波大は建学の理念を持つ珍しい国立大学です。   

>1973年、これまでの国立大学と違った組織体制からなる新構想大学の第1号としてつくられ、理念は360字ぐらいでよくできています。   

>自分なりに読み解いたときに、この大学は日本の大学に欠けていることを50年前から明確に建学の理念として書き込んでいる、と気づきました」   

>「『国際性を高めよ、学際性が大事』といったことです。   

 

学問に国境はありませんからね。学者は学閥に頼る必要もありませんね。      

 

>この理念を大学に浸透させよう。   

>『国際性と学際性を高めることをもってして大学として進もう』。   

>16年度からの第3期の中期目標・中期計画でこの方針を提案、年度当初の所信で言及してきました」   

>■チャレンジングな改革を   

>――学際性といえば、大学院をひとつにして、教育・研究における専攻の壁をなくすという筑波大の改革は話題になりましたね。    

>「第4期の中期目標・中期計画に向けて第3期の後半に、研究を担う大学院組織を1つにしたいと思うようになりました。   

>筑波大学大学院総合科学研究科にする改革です。   

>日本の大学院は国の設置基準から、専任教員や学生は研究科を超えて混じり合うことが困難になっています。   

>これではもったいない。   

>ならば一研究科にすればいい。   

>一番チャレンジングな改革をやろうと奮起しました」   

>「いざ改革になると反発が強く厳しかったです。   

>教員から『なんでそんなことをする必要があるのか』と集中砲火も浴びました。   

>マネジメント上、慣れたものから移りたくないからでしょう」   

>――反発にはどのように対応したのですか。   

>「時間がかかっても理念や理屈で説得するしかありません。   

 

そうですね。それが正道ですね。      

 

>大学の教育とは何か。   

>そこから話していくしかない。   

>教えたいことを教えるのが大学ではなく、学びたいことを用意するのが大学です」   

 

大学生に詰め込み教育は必要ないですね。自分個人の考えが必要になりますね。さすれば古今東西の類似の考えにも興味が湧くようになり議論をするようになります。誰も指摘していないようであれば、それを新発見として論文要旨に書き込みます。論文作りが大学の成果ですね。         

 

>「大学院をまとめたとき、学生のメリットとデメリットがどうなるかを考えてほしいと訴え続けました。   

>根気よく話し合いを続けながら前に進めていくのです。   

>侃々諤々(かんかんがくがく)の末、段階的に行うことになり、8あった研究科は今3つになりました。   

 

3つになって著しいメリットがありましたか。あれば皆が1つにしたいと思うでしょうね。   

 

>いずれ1つにしたいと思っています」   

>――経験上リーダーに求められる資質とは何ですか。   

>「性格を自己分析すると『ATM』です。   

>いつも明るく(A)、楽しく(T)、そして前向き(M)に。   

>研究も仕事も楽しくないというのはきっと何かに問題があり、事情を抱えているからです。  

 

そうでしょうね。   

 

>明るくやれないことなど論外。   

>もちろん後ろを振り返ることもありますが、物事を決めるのは前に向かって決めなければなりません」   

>■「やらされている」に抵抗   

>――最近、大学や研究者を取材していると、とにかく元気がありません。   

 

‘この国には何でもあるが、ただ夢と希望だけがない’ でしょう。   

 

>日本の科学技術は「ATM」と逆にあるという気がします。

 

逆さATMですね。   

 

>「恐らく多くの問題を抱え、閉塞感となっているのでしょう。   

 

そうですね。日本人の未来の世界の内容は想定外になっていますからね。   

 

>研究や大学にとって一番いけないのは『やらされている感』です。   

 

日本人には意思がない。日本人には受動があって、能動がない。だから、やらされている感じばかりが存在する。これは大学人の致命傷ですね。       

 

>それがもしあるならば、大学人はもっと抵抗しよう、と言いたい。   

 

日本人には意思 (will) がない。つまり、無心である。意思は英語の未来時制の文の内容であるが、日本語の文法には時制 (tense) というものがないので、日本人には意思がない。 ものを言ってもそれが行動には繋がらない。だから、結果的に ‘うそぶく’ 人ということになる。これが、相手に不信の念をいだかせる。考えがあり、その実現に強い意思を示すという手順が存在しない。

意思のあるところに方法 (仕方) がある。Where there's a will, there's a way. 日本人には意思がないので仕方なく無為無策でいる。それで、おとなしい。優柔不断・意志薄弱に見える。能動がなくて受動ばかりの生活を送っている。困った時には '他力本願・神頼み' になる。生きる力 (vitality) が不足している。だから戦時中は、玉砕するまで戦い抜いた日本兵であった。

 ' やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かず' 山本五十六 (やまもと いそろく)

どうやら 我々は '指示待ち人間' として育成されたようです。このやりかたで通用すると、他人の受け売りと後追いの専門家になりますね。我が道を行く人にはなりませんね。未来を先取りしない人は他人を唱道する人にはなれません。  

 

>『ATM』になれていないというならば、何か問題があるわけですから、それを認識するだけではなく、変えていかなければならないと思います」

 

問題は日本語の文法にあるのでしょうね。    

 

>――理想とするリーダー像はありますか。

>「(経団連会長も務めた)土光敏夫さんです。   

>1985年にあった国際科学技術博覧会(つくば万博)の代表をされていたことを知り、語録や自伝を読みました。   

>当時、これからはインターナショナルな時代だと当然のように言っています」   

 

同感ですね。我々日本人は井の中の蛙ではいられませんね。   

 

>「我々は日本的であって、一方でインターナショナル、グローバルな感覚を持つことが必須であると説いています。   

>実務の人として知られていますが、実は相当のイマジネーションの持ち主だったと思います」   

>「わかっていても実行しないのはわかっていないのと同じだ、と部下を叱り飛ばしていたそうです。   

 

そうですね。日本人には意思がない。これが玉に瑕ですね。     

 

>これに倣い、私も口癖のようにこう言っています。   

>検討します、はやめてくれ。   

>これをします、と言ってくれないと、ちっとも前に進みません」   

 

そうですね。’検討します’ は佐藤首相の ‘善処します’ の逃げ口上と同じですね。ニクソン・ショックの原因となりましたね。     

 

>(編集委員 矢野寿彦)   

>■ウイルスの増殖を研究   >ながた・きょうすけ 81年東京大学薬学研究科博士課程修了(薬学博士)。   >米留学後、国立遺伝学研究所や東京工業大学を経て2001年から筑波大に移り、13年から現職。19年から国立大学協会会長も務める。   >専門は分子生物学でがんのメカニズム解明やウイルスの増殖などを研究し、インフルエンザウイルスの増殖に必要な酵素の構造を解明。「がんを治したい」と研究を始めたが、途中から「遺伝子はなぜ増えるのか」に没頭したという。   

>■お薦めの本   >十五少年漂流記(ジュール・ヴェルヌ著)   

>少年らが自らの力で難関に立ち向かう様にはリーダーの姿勢が描かれています。   

>著者の作品はどれもイマジネーション(想像力)が豊か。   

>イマジネーションこそマネジメントに大切です。    

>[日本経済新聞夕刊 2023年2月2日付]   

 

我々日本人は日本語と英語の両言語を良く学び、思考における時制の大切さを十分に理解する必要がありますね。英語にある時制 (tense) を使った考え方を会得すれば、我々は自己の意思 (will) を明らかにすることも可能になるし、自分自身の世界観 (world view) を持つことも出来ます。さすれば我々は国際社会において相手の理解も得られ、未来社会の建設に協力することも可能になります。かくして、我々日本人は、人類の進歩に一層の貢献が可能になるでしょう。 

 

『有能な人材が世界から日本に集まり、ここで世界に向けてサクセスストーリーが生まれるという国家を目指すべきです。 このための具体的な政策課題として (1)英語を第2公用語にする (2)定住外国人に地方参政権を与える (3)インターネットの接続料はじめ知的生産活動の基本コストを諸外国並みにする (4)日本の制度やシステムの中で国際基準と合致しないものを一括して見直す―の4点を提案したいと思います。』 (茂木敏充外務大臣)   

 

 我が国の ‘漢字かな’ は世界中何処の国に行っても通用しない。特にローマ字 (alphabet) の代わりに仮名を使用することには害毒がある。仮名漢字表記による学習で自分は世界に通じていると思い込む。だが、これは事実ではない。勝手な解釈により世界に関する独りよがりの解釈は避けられない。私は宿泊先のアメリカ人の名前は知っている。しかし、その綴り方は分からない。つづり字を考えることのない日本人の記憶方法だからである。このような文盲に近い体験の仕方では外国人との文通もできない。地図を見て探すことも難しい。かな書き英語が我が国民の国際化を果てしなく遠ざけているということができる。  

 

国語の勉強は読み書きの練習である。ところが、日本語の仮名漢字表記は難しい。特に漢字の字形と音訓の習得に月日を費やし、目的の勉学の成果が遅れている。私の知人に '〇〇健' という名前の人がいる。彼は周りの人から 'タケちゃん' とか、'ケンちゃん' とか呼ばれている。'一体どちらが本当なのか' と私が尋ねると、彼は 'どちらでも良いのですよ' と答える。'でも、戸籍ではどうなっているのか' と尋ねると、'戸籍にはフリガナがありませんから、どう読んでも良いのですよ' という答えであった。これを '日本人の自由' というのであろうか。'あるべき姿' の追及がない。とりわけ漢字圏以外の国から来た外国人には日本語の漢字は難しい。日本語をローマ字表記にすれば彼らもたちどころに日本語を読めるようになる。音読が言語の習得には欠かせない。読み書きが自由になると一人前の大人として活躍できる。筆記試験でも真の実力が発揮できる。外国人の能力に関してより公平な評価をする社会が我が国内に実現する。ぜひローマ字表記を法制化してもらいたい。ローマ字表記を仮名漢字表記と対等な地位にしてもらいたい。日本語をローマ字表記と仮名漢字表記の二刀流表記の国にすると良い。         

 '為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり'  上杉鷹山 (うえすぎ ようざん)          

 

 

 

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閲覧数92 カテゴリアルバム コメント0 投稿日時2023/02/08 16:23
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