2023年04月15日(土) 

 

>ジム・ロジャーズが語る、日本と中国の差がここまで開いた理由   >4 時間前   

>本記事は、ジム・ロジャーズ氏の著書『捨てられる日本』(SBクリエイティブ)の中から一部を抜粋・編集しています。

>覇権国アメリカの時代が終焉する   

>アメリカの次は中国だ   

>近代以降の歴史だけを見ても、16~17世紀の覇権国はオランダ、その後イギリスが18世紀後半~19世紀までその座にあった。   

>そして、20世紀の覇権国は、間違いなくアメリカだった。   

>そして今まさに起こっている覇権争いで、アメリカを追い落とそうとしているのは中国である。   

>中国は非常に特異な国である。   

>なぜなら、数千年の歴史のなかで4回も世界の覇権を握っているからだ。   

 

巨大な漢民族の力でしょうね。   

 

>世界一にのぼりつめ、衰退したのちに改めて覇権を握った国は、中国以外には存在しない。   

>中国が初めて覇権国になったのは、2,200年以上前、秦の始皇帝が中国を支配した時代だ。   

>2回目は1000年代。当時、宗そうの銅の生産量は、19世紀後半から20世紀初頭に世界一だったイギリスの生産量を凌駕していた。   

>3回目はフビライ・ハンが率いた元の時代である。   

>彼は遊牧諸民族を統一し、中国人になった。   

>そして4回目は1400年代の明みんの時代だ。当時、海洋国家だった中国は、なんとアメリカ大陸も発見していた。   

>しかし当時の皇帝は、「外国人は不要だ」と、国内から外国人を追い出し、船や地図などを燃やしてしまった。   

>非常にもったいない話だ。   

>このように歴史上4回も覇権国となった中国でさえ、1800年代には深刻な経済危機に陥った。   

>その後、欧州列強や日本による植民地支配を経て、第二次世界大戦以降、徐々に復活の道を歩んで現在に至る。   

>その際、武器になったのが「起業家精神の長い歴史」である。   

>一般的に、中国人は共産主義者だと思われているが、私はそうは思わない。   

>歴史的に見て、中国人こそが最も優秀な資本主義者であり、そこに鄧小平が訴えかけたことで、中国は世界の産業や技術の最先端を走る国になっていった。   

 

そうですね。鄧小平はえらかった。     

 

(略)    

>これからのイノベーションの震源地   

>私が見るかぎり現在、世界で最もイノベーションが盛んな国は中国だ。   

>戦後の日本は、イギリス製品より低価格・高品質のテレビを販売し始めた。   

>自動車やバイクでも同じ現象が起き、日本は大量生産によって世界のマーケットシェアを勝ち取った。   

>現在の日本には、世界で圧倒的なプレゼンスを持つ企業は存在するだろうか?   

>戦後の日本企業は本当にすごかった。   

>何を作っても圧倒的なクオリティでとても安かった。   

>当時、日本企業がどれほど低価格・高品質のものづくりに長けていたかを説明する際、私はよくこのエピソードを話すのだが、世界最大のアルミニウム製品およびアルミナ(アルミニウムの原料)メーカーのアルコア(当時の社名はアメリカ・アルミナム)というアメリカ企業がある。   

>これは1950年代のエピソードだが、同社のCEOが日本から持ち帰ったアルミロールを見て、従業員たちは驚いた。   

>驚くほど高品質だったからだ。   

>「きっと、特別な目的のためにつくられたものに違いない」と彼らは思った。   

>しかし、それは何の変哲もない「普通」の日本産アルミロールにすぎなかった。   

>当時の「日本人の普通」は「アメリカの最高品質」だったのだ。   

>しかし、今の日本企業には当時のような勢いは感じられない。   

>昨今、世界から注目を集めているブロックチェーンやAIの分野にも、残念ながら日本企業をほとんど見ることができない。   

>日本と中国はなぜここまで差が開いてしまったのか。   

>「現場労働者の能力、先端産業技術など、あらゆる点で中国が日本を上回っている」という意見もあるが、私はその原因ははっきりしていると思う。   

>日本は過去に成功を収めた国だからだ。   

 

そうですね。日本は自己の成功体験にとらわれていますね。   

 

>自国が世界のトップに立つと、自然と国民は傲慢になってしまうものだ。   

>加えて、トップに立つということは2位以下のすべての存在から追われるようになることも意味する。   

>日本がトップに立った瞬間、中国、ベトナム、タイ、インドなどの国が日本より安く製造し始めた。   

>そうしているうちに、品質も日本と同等になってきたのかもしれない。   

>結果として、他国との産業格差が次第に縮まり、ついには追い抜かれることになった。   

>これが私の見立てだ。   

 

その通りでしょうね。    

 

>さらに、教育の問題もある。   

>日本では文系と理系を早期に分ける教育が行われている。   

>早期に分かれていたら、後から違うことが学びたくなっても思うようにできず、この時点で大きな後れをとってしまう。   

>また、飛行機を発明したライト兄弟ももともとは自転車整備士だったし、Microsoftを創業したビル・ゲイツも大学を中退したにもかかわらず世界を制覇するほどのコンピューターソフトを開発したように、イノベーションを起こす人材は思いもよらぬ分野から発想するものだが、こうした「斜め上の発想力」を育てる教育を、日本の学校では行っているだろうか?   

 

日本人に斜め上の発想力はダメですね。全て真正面でないといけないですね。序列精神から外れてはいけない。      

 

>このようなシステムがあるのに、かつての日本は経済的に成功を収めたという事実があることに驚く。   

 

序列による協力の賜物でしょうね。今ではそれが通用しない。       

 

>従来のやり方で大きな成功を収めた経験があると、そのやり方を大きく変えるのに勇気がいる。 >ここに日本の難しさがある。   

 

そうですね。柳の下にいつも泥鰌はいない。日本文化には形式があって内容が無い。だから形式を変えることがさらに難しくなっている。      

 

>ジム・ロジャーズ(Jim Rogers)   

>1942年、米国アラバマ州生まれ。   

>イェール大学で歴史学、オックスフォード大学で哲学を修めた後、ウォール街で働く。   

>ジョージ・ソロスとクォンタム・ファンドを設立し、10年間で4200パーセントという驚異的なリターンを上げる。   

>37歳で引退した後、コロンビア大学で金融論を指導する傍ら、テレビやラジオのコメンテーターとして活躍。   

>2007年よりシンガポール在住。   

>ウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロスと並び世界三大投資家と称される。    

>主な著書に『冒険投資家ジム・ロジャーズ 世界大発見』(日経ビジネス人文庫)、『危機の時代』(日経BP)、『ジム・ロジャーズ 大予測』(東洋経済新報社)『大転換の時代』(プレジデント社)がある。   

 

 

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閲覧数210 カテゴリアルバム コメント0 投稿日時2023/04/15 12:54
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