今日は「バスの日」として知られています。今から約120年前の1903年(明治36年)9月20日、日本で初めてバスが運行を開始した日です。このバスは、京都市内の三条大橋から伏見までを結ぶ路線で運行され、乗客たちは馬車や人力車とは違う新しい移動手段に驚きと感動を覚えたと言われています。 当時のバスは、今のように快適なものではなく、屋根もなく、木のベンチが並んでいるだけのシンプルなものでした。それでも、乗合でたくさんの人が一緒に移動できるこの新しい乗り物は、社会に大きなインパクトを与えました。特に、遠くまで歩いて行かなければならなかった人たちにとっては、バスはまさに「革命的」な移動手段だったのです。 バスはその後、エンジンの改良や快適性の向上を経て、現在のような形に進化してきました。路線バスだけでなく、観光バスや高速バスなど、私たちの生活の中でなくてはならない存在となっています。毎日の通学や通勤、旅行での移動など、バスのおかげで私たちの行動範囲はぐっと広がりましたよね。 今日はバスの日ということで、普段利用しているバスに感謝の気持ちを持ちながら、ちょっとだけその歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか?あなたが乗っているそのバスも、長い歴史の中で改良されてきた技術と人々の努力の結晶なんですよ。 |