2024年10月21日(月) 

 

>AERA dot.   >高校生が語り合う「若者と政治」 SNS活用は「身近に感じられる」「公平性の観点から議論必要」   >川口穣によるストーリー・   >1日・   

(略)

>AERA2024年10月21日号より。   

>*  *  *   

>──今回は「若者の政治参加が進まないのはなぜか」をテーマに、AERAサポーター高校生記者のみなさんで議論したいと思います。   

>まず、みなさんは政治や政治家についてどんな印象を持っていますか。   

>服部紀伽(東京都立豊島高校3年):国民の代表であるはずなのに、そう実感できる場面がなく、遠い存在に見えている気がします。   

>それに、政治家の年齢層が高いですよね。   

 

そうですね。何か若者が選ばれない仕組みがあるのですかね。      

 

>石川明奈(沖縄カトリック高校2年):それも男性が多くて、属性が偏りすぎていると感じます。   

>年齢層が高い男性中心の議会で、若い人や女性向けの政策がどれだけ出てくるのか、少し不安になります。   

 

そうですね。   

 

>小坂井希実(奈良女子大学附属中等教育学校6年):実際、文部科学省の予算は減っていますよね。   

>私の通う学校は国立なので、かなり直接的に影響している気がします。   

>猛暑でもエアコンの設定温度を下げられないなど、教育現場がないがしろにされているように感じますね。   

>岡島由奈(神奈川・捜真女学校高等学部2年):あとは、裏金とか宗教との癒着とか、マイナスのニュースが多いので、本当に日本をよくするために働いてくれているのかなと疑問に思ってしまいます。   

 

‘求めよさらば与えられん’ ですね。   

 

>清廉潔白に頑張っている方も多いと思うのですが。

 

玉石混交ですね。   

 

>■「自分が言っても何も変わらない」   

>──若者の投票率は他の世代と比べて低いです。   

>直近の国政選挙である2022年参院選は全体の52.05%に対して、18、19歳で35.42%、20代で33.99%でした。   

>投票に行かない若者が多いのはなぜだと思いますか。   

>岡島:私たちの生活に政治が入ってきていないからだと思います。   

>普段、私たちに向けられた政策があまり見えてこない。   

>テレビをつけてもニュースではなくバラエティー番組を見る人が多いので、政治に対する関心も生まれません。   

>その状態で選挙となっても「普段からよく知らないし」と、投票する意味を感じられないように思います。

 

そうですね。我が国民はノンポリ・政治音痴ですからね。  

 

>石川:今回の座談会に向けて、クラスメートに18歳になったら投票に行くかアンケートをとってみたのですが、「行かない」という人の中で多かったのは「自分が行っても何も変わらない」という意見でした。   

 

そうですね。何処の政党でも若者は政治の蚊帳も外に置かれていますね。   

 

>服部:今年の7月に東京都知事選挙があって、私は17歳でしたがクラスメートには18歳になっている人も大勢いました。   

>私の周りでは比較的投票に行った人が多かったようですが、石川さんが言ったように「自分の一票で何か変わるわけがない」と棄権した人も実際にいました。   

 

そうですね。何も変わりませんね。   

 

>でも、「変わるわけがない」ということは、社会や今の生活に不満や変えてほしいことがあるってことだと思うんです。   

>公共や政治経済の授業で選挙の意義や仕組みは習うけれど、もっと身近なレベルで選挙に行くことにどんな意味があるのか実感できる機会があれば、変わってくるのかなと思います。   

 

そうですね。選挙の意味が必要ですね。  

 

>■日常で感じるジェンダーギャップ   

>――今日の参加者はたまたま全員が女性でした。   

>先ほど、「政治家は年齢層の高い男性が多い」という話もありましたが、社会に残るジェンダーギャップについてどう感じますか。   

>石川:選択的夫婦別姓は進めてほしいと思います。   

>同姓にしなければならないことで生じる手続きや仕事上の不利益もありますけれど、それ以上に問題なのは夫の姓に合わせることが当たり前になっていることです。   

>私たちの学校の先生で妻側の姓にした人がいるのですが、その話題になったとき、若い世代である私たち生徒から「なんで?」という疑問が出たんです。   

>それが衝撃的でした。   

>夫側の「家に入る」という考えが、無意識のうちに高校生にも染みついているんです。   

>夫婦別姓が認められれば、そうした意識も変わっていくのではと期待しています。   

>岡島:私自身、政治家と言われて思い浮かべるのは高齢の男性です。   

>社会全体で、ジェンダーギャップをなくす動きがもっと進んでほしいですよね。   

>身近な例では、今は女子校ですけれど、小学生のときには出席番号が男の子が先、女の子が後でした。   

>そのときは気にもしていなかったけれど、いま振り返るとこうしたところに性による区別があって、悲しかったですね。   

>小坂井:私の親の実家では、お盆などの法事ごとに本家に集まります。   

>そのとき、料理をしたり動いているのは女性で、男性はお酒を飲みながらしゃべっているだけ。   

>そういうところにも差を感じます。   

>■学校内の選挙で得た当事者意識   

>──学校生活では生徒会役員など選挙の機会もあります。   

>選挙や生徒会活動などを通して変わる実感を得たことはありますか。   

>岡島:うちの学校でも選挙はあります。   

>ただ、立候補者がなかなか集まらないようです。   

>信任投票になる役職が多く、政治参加の機会としては残念ながら形骸化している気がします。

 

生徒会の役員になっても、やることが無いのでしょうね。   

 

>小坂井:私たちの学校では生徒会は役職によっては6人くらい立候補することもあって、大がかりな選挙活動をやっています。   

>それ以外にも、生徒たちの投票で物事を決める場面がいくつかあって、一番大きいのは修学旅行。   

>生徒がプレゼンして投票で行き先を決め、修学旅行実行委員会がプレゼン案をもとに実際の旅行プランをつくります。   

>その委員長や副委員長も選挙で決まります。   

>投票で決まると、先生から一方的に決められるよりも納得感がありますよね。   

>方針の決定に関与したという当事者意識も持つことができます。   

>国政などとは一票の重さは全然違いますけれど、政治参加することへの無力感は払拭されるかなと感じます。   

>石川:私の学校では数年前、生徒会によって校内でのスマホ使用のルールが大きく変わりました。   

>ルール変更を公約に掲げた人が生徒会長に当選して、実際に先生方と交渉して学校のルールが変わったとき、生徒たちの選挙や政治に対する意識もちょっと変わったような気がします。   

>本当に変わるんだって。   

>服部:私の学校でも生徒会選挙は結構大がかりにやっています。   

>ただ、小坂井さんや石川さんの学校と違って生徒会の活動が私たちの生活に影響するような場面はあまりありません。   

>小坂井さんたちのお話を聞いて、もしそうした機会があれば将来にも役立つだろうし、もっと広まってほしいなと思いますね。   

 

そうですね。   

 

>■都知事選をどう見たか   

>──実際の選挙ではTikTokなどSNSを活用する候補者も出てきています。   

>高校生にはどう見えているのでしょうか。   

>服部:この前の都知事選は18歳になった子にとっては初めての投票の機会で、結構盛り上がったんです。   

>高校生はSNSが情報源になるので、私のSNSも都知事選の話題がだいぶ増えました。   

>周りの同世代の意見も聞けるし、身近に感じられる面もあったと思います。   

>ネットでショート動画を見た候補者が地元に演説しに来るとわかって、友達と見に行ったりもしました。   

>ネットをうまく活用している候補者は若者にかなりアピールできていたんだろうなと感じます。   

>岡島:私たちの世代はテレビよりもSNSを見ている時間の方が長いですし、動画などで発信した内容が流れてくると、若者が政治に興味を持つきっかけになるのかなと思います。   

>小坂井:ただ、SNSの選挙運動は候補者全員がそれをうまく利用できるわけではないので、政策や人柄とあまり関係なく、うまく利用した人だけが注目されることになるとも思います。   

>候補者の努力の結果とも言えるでしょうが、選挙の公平性の観点から議論が必要なのかなとも感じます。   

>服部:一方で、SNSの選挙運動が注目されているのは、やっている人が少なくてインパクトがあるからですよね。   

>例えば選挙ポスターとか政見放送に代わる公営制度として候補者全員のリール動画が流れてきても、逆に若者は興味を失うと思います。   

>■「突き詰めると社会の問題なんだよ」   

>──若者の政治参加のカギはどこにあるでしょうか。    

>石川:先ほどの話に戻りますが、政治に関心がないという子でもいろいろ不満は持っています。   

>例えば私は沖縄に住んでいますが、沖縄から県外の大学に進学するには金銭面などのハードルがあります。   

>貧困率も高くて、大学進学が選択肢に入っていなかったり、高校の途中でお金がかかるからとやめてしまったりする子もいます。   

 

大学進学には国の助けが必要ですね。子供は無一文ですからね。      

 

>そうしたことも自分の家庭の問題として終わってしまう。   

>それって突き詰めると社会の問題なんだよってことがもっと伝わる機会があるといいなと思います。

>岡島:みんな高校に進学して卒業していくのが当たり前の環境なので、「お金がかかるから」と高校をやめる子がいるというのは驚きでした。   

>でも、政治で解決できる問題がある、私たちの投票で変えられるんだってことはもっとみんなが知っていかなければならないですね。   

 

そうですね。政治の貧困を無くす必要がありますね。      

 

>服部:最近、授業で「権利を持っているのに行使しないのは権利があることに安住して甘えている」ということを学びました。   

>いま、その状況にある若者が多いですよね。   

>ただ、「政治は自分たちが感じている不満を解決する手段である」と思いにくいのも事実だと思います。   

>小坂井:私は、「参加しても意味がない」という意見は責任を政治家に転嫁している言い訳だと思うんです。   

>民主主義の政治は、私たちが政治家にしてほしいことがあって、それを実現してくれる人を選ぶ、逆に政治家は国民が求めていることを考えてその実現のために努力する、その相互の関係で成り立つものです。   

>選挙権は権利だけど、民主主義国家の国民が持っている責任でもあることを、もっと教育していく必要があると思います。   

 

そうですね。   

‘誰も責任を取りたがらず、誰も自分に責任があると言わなかった。・・・・・ 一般国民が軍部や文民官僚の責任と同等の責任を負っていると心から考えている人はほとんどいなかった。’ (ジョン・ダワー 増補版 敗北を抱きしめて 下)  

兎角この世は無責任。   

>--------------------------------------------------------------------------------   

> 今年の夏からアイルランドに留学している「AERAサポーター高校」高校生記者の山下心暖(こはる)さん=神戸龍谷高校1年=は、時差の関係で座談会には参加できなかったが、留学先から「若者と政治」について意見を寄せてくれた。   

> 留学先の友人に聞いたところ、アイルランドでは6年間の中等教育(12~18歳)が前期課程・後期課程に分かれていて、前期課程で「政治基礎」を学ぶほか、宗教やビジネスや歴史の授業でも政治の話題に触れるという。   

>また後期課程の3年では政治の授業がなく、政治に興味がある人は、塾に行って習うそうだ。   

> 山下さんが留学先で15~18歳の10人に尋ねたところ、「政治に興味がある」と答えたのは1人だけで、あとは「興味がない」と回答した。   

>友達とは普段、政治の話をすることはないという。   

> アイルランドといえば、2代連続で30代首相が誕生し、今年は同国最年少、37歳のサイモン・ハリス首相が就任。   

>一方、日本の戦後の首相では、2006年に52歳で就任した安倍晋三氏が最年少。   

>30代、40代の首相はまだいない。   

>「30代で首相になる人が2代続いたことに、私の友だちは何も思っていないということでしたが、私はいいなと思います。   

>私自身、若いこともあって30代首相の政治に親近感がわきます。   

>また、前首相は父親がインド人、母親がアイルランド人のインド系首相でした。   

>国民が外国人を受け入れることに抵抗を持ってないと感じ、そこもよいところだと思います」(山下さん)   

>(構成/編集部・川口穣)   

>※AERA 2024年10月21日号に加筆   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


閲覧数9 カテゴリアルバム コメント0 投稿日時2024/10/21 17:42
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