2025年03月18日(火) 

 

>現代ビジネス   >トランプ大統領が「ウクライナ戦争停戦」を急ぐ理由…それは中国の「ロシアへの影響力増大」と「北極海航路・大戦略」牽制のためだった   >鈴木衛士 (元航空自衛隊情報幹部) によるストーリー・   >13時間・   

>アメリカ・今後開催される可能性のあるトランプ、プーチン首脳電話会談のゆくえなど、その結果に世界中の注目が集まっている。   

>トランプがプーチンにディールを持ちかけた理由   

>ここに至るまで、なぜトランプ大統領はプーチン大統領に直接ディールを持ちかけたり、ウクライナのゼレンスキー大統領を挑発して結果的に軍事支援の一時停止に踏み切ったりしたのだろうか。   

>それには、このトランプ政権が企図している重大な国家戦略が関わっていると私は考えている。   

>後述するようにロシアはこのウクライナ戦争によって、結果的に中国に大きな借りを作り、中国はロシアに対して優位な立場に立った。   

>すなわち、中国にとってこのウクライナ戦争が継続することはウエルカム(歓迎すべきこと)だ、ということに注目してほしい。   

>ウクライナ・ロシアはもちろん、疲弊しつづける欧米と比較して、このウクライナ戦争で最も利を得ているのは中国と言って差し支えないのだ。   

>その証拠に、中国はロシアへの兵器や軍民両用の補給物品の提供や原油購入などによってロシア経済を支えることの見返りに、ウクライナ侵攻より1年3ヵ月後の2023年5月、沿海州の軍港でもあるウラジオストク港において越境の通関手続きなどを経ずに利用できる権利をロシアから得た。   

>これは、従来では考えられないような特権だ。   

>だから、中国はこれまで欧米諸国から期待されながらも、積極的にロシアに働きかけて停戦の仲介をしようとはしなかったのである。   

>戦争でロシアが困窮すればするほど、中国のロシアに対する影響力は強まることになる。   

>そしてこれが、トランプ政権がウクライナ戦争をできるだけ早期に停戦させようとしている最大の理由だと考えられる。   

>アメリカは中国によるロシアへのさらなる影響力拡大を阻止しようとしているのだ。   

>なぜなら、ここには、東アジアからカムチャッカ海峡を抜け、ロシア北岸に沿ってヨーロッパに続く「北極海航路」すなわち、2017年、習近平国家主席のロシア訪問時にプーチン大統領との間で合意された、「氷上のシルクロード構想」という、中国の重大な戦略が関わっているからにほかならない。   

>この北極海航路に関して最も影響力を有しているのがロシアであり、東アジアにおいては、前述のウラジオストク港が本航路上の極めて重要な拠点となる。   

>この使用権を中国はこの戦争によって獲得することができたのだ。   

>トランプ大統領が「このバカげた戦争を1日も早くやめさせる」と口にするのには、このような背景がある。   

>「北極海航路」がもたらす地政学的変化   

>この「北極海航路」については、これまでは自然環境が非常に厳しく、氷の面積が縮小する夏期のかなり限定された期間しか通行できなかったが、近年は地球温暖化の影響から、年々通行可能期間が長くなってきており、将来的には通年通行が可能になるとみられている。   

>中国が、この「氷上のシルクロード」構想によって、東アジアからヨーロッパまで「北極海航路」を使うようになれば、マラッカ海峡からスエズ運河を通る「南回り航路」に比べて4割もの距離短縮が可能になり、輸送量は飛躍的に伸びる。

>これは、地球上に地政学的な変化をもたらし、この権益は世界情勢を一変させることにつながるだろう。   

>今後、米中が最も火花を散らすのは、この航路における権益の獲得競争においてだと考えなければならない。   

>トランプ大統領が「今後は中国への対応に集中するため、ウクライナ戦争への支援から手を引く」、と口にするのには、このような意味が込められているのである。    

>トランプ政権は、この戦略の重要性に気付いており、何としてもこの主たる権益を米国が握らなければならないと考えている。   

>これが、地球温暖化に後ろ向きな姿勢や、グリーンランドを米国の権益下に置く、というようなトランプ大統領の言動となって表れ、ウクライナ戦争を早期に終結させてプーチン大統領に貸しを作ることで自らの影響力を強め、逆に中国のロシアに対する影響力を弱めようという行動につながっていったのであろう。   

>これを考えると、ロシアに対する米国による経済制裁も、プーチン大統領とのディールの結果次第では解除する方向に進むかもしれない。   

>そしてわれわれが特に注意しなければならないのは、この米中の戦略が今後の軍事的動向にも強い影響を及ぼすということである。   

>対馬、津軽、宗谷の国際海峡の重要性が浮上する   

>現在、日本は中国に対しては何より「台湾有事」をクローズアップしているが、当の中国はもっと先を見据え、広い地域を視野において、軍事的戦略を構築しているのではないか。   

>それは、何よりこの「氷上のシルクロード構想」に基づくものだろう。   

>今から15年ほど前、中国は東シナ海の日中中間線付近における油田開発を活発化させ、この調査を行っていた海上自衛隊のP-3Cに戦闘機を緊急発進させるなどしてこの海域は緊迫し始めていた。   

>そして、2012年9月、わが国の尖閣諸島国有化に中国が強く反発したことによって、この東シナ海は一気に緊張の度合いを強めた。   

>ところが、わが国と中国が東シナ海で火花を散らしていることに世界が注目する中、中国はこの陰で南シナ海の島々を埋め立てて要塞化し、虎視眈々と南シナ海の権益拡大を狙っていたのである。   

>今回も、中国は同じ手法を用いている可能性がある。   

>この構想の重点地域は、東シナ海から日本海、そして太平洋からアラスカ方面へ向かう航路である。   

>そしてまさしく、これこそが私が警鐘を鳴らしてきた最近の中露合同パトロールの経路となっている。   

 

そうですね。   

 

>ゆえに今後は、対馬、津軽、宗谷といった国際海峡が、スエズ運河やパナマ運河のような重要性を帯びてくるに違いない。   

>日本海の重要性は今までとは激変する可能性がある。   

>中国の爆撃機や戦闘艦艇(潜水艦を含む)はすでに日本海で活動を始めている。   

>中国の空母艦艇群が日本海で活動する日もそう遠くないだろう。

 

そうですね。    

 

>わが国は、防衛戦略上「尖閣防衛」や「台湾有事」などをにらんで今は南西方面を最も重視しているが、この米・中・露の動向に着目して、そろそろ根本的にその国家戦略を見直すべき時期に来ているのではないだろうか。

 

そうですね。中国は昔 ‘万里の長城’ を人力で作った国ですからね。とにかく中国人の構想の規模はとてつもなく大きい。       

中欧班列 (Trans-Eurasia Logistics), 一帯一路 (The Belt and Road Initiative) 等、日本人の着想と行動では真似ができませんね。   

日本人が神経を集中させるのは、盆栽、箱庭、一坪庭園あたりですからね。政治の構想にはなりませんね。      

 

>・・・・・   

 

中国は中原 (ちゅうげん) に鹿を逐 (お) う伝統的な覇者の国である。だから、覇者の物語 '三国志' は、中国人の愛読書となっている。覇者は周辺諸国に覇権を打ち立てようとして傍若無人のふるまいをし、多大な迷惑をかけている。これは皇帝の時代も国家主席の時代も漢民族のメンタリティが同じであるから変わらない。漢民族は、自分たちの考えを示すために漢字を作った。しかし、彼らは外国人の考えを示すための漢字は作らなかった。だから、外国人に対して自己の内容を発信はできるが、外国人からの内容を受信することは難しい。独断専行に陥りやすい。印欧語族のインド哲学を経文 (漢文) に表すことが至難の業であることがわかる。経文など漢文の書物をいくら読んでも外国人の考えは出てこない。だから、中華思想を堅持し自己中心的にならざるを得ない。周辺諸国を中国化することに専心してやまない。中国人が外国人の影響を受けて発想の転換 (paradigm shift) をすることは期待薄である。

・・・・・

中華 (ちゅうか)  [外国との交渉が少なかった時代に] 自国を、世界の中心にある、一番優れた国とみなしたこと。[狭義では、漢民族のそれを指し、またその呼称としても用いられる]    東夷 (とうい)  [東方の野蛮人の意] 昔、中国から見た東方諸国の称。[広義では朝鮮・沖縄を含み、狭義では日本を指した]     南蛮 (なんばん)  [南方の野蛮人の意] 昔、中国で、インドシナなど南海地方の諸民族の称。 西戎 (せいじゅう)  [西方の野蛮人の意] 昔、中国で、チベット族やトルコ族など西方の異民族の称。北狄 (ほくてき)  [北方の野蛮人の意] 昔、中国で、匈奴 (きょうど)・韃靼 (だったん) などの遊牧民族の称。  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


閲覧数31 カテゴリアルバム コメント0 投稿日時2025/03/18 21:18
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