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2006年12月12日(火) 
寒い季節、やはり温泉であったまるのが一番!
そんな冬の夜は、なんといっても露天風呂に尽きる。

内風呂から露天風呂へ出る数秒間、マッパで寒風ざらしとなる “勇気の瞬間” を乗り越えれば、
そこは湯の楽園、そして透明な冬空に広がる大プラネタリウムだ ☆
湯煙も届かぬ上空のかなた、つぶらな輝きの数々が無数に瞬く天体劇場は、
いつまで眺めていても飽きることはない。

ある1点の輝きを見つめていると、
その星と自分とをつなぐ遥かなる空間の一直線上には、
何一つとして遮るものは存在していない・・・ということに、不思議な感動を覚える。

そんな点々とした輝きの中には、
何千・何万・何億・・・いう年月を経て、この目に届くものもあるという。

今、現に視線の先にあるこの光源が、想像も及ばぬ何億年もの過去、
人類が、いや地球という星すらもまだ存在しない超次元時代に発せられたものだとしたら・・・
そして、気の遠くなるような時空を越え、今、偶然にも自分が目撃しているのだとしたら・・・

そう思うと、

湯の中でこんなにのんびりぼんやり眺めていては申し訳ないんじゃないか?
ちゃんと心して迎え入れ受け止めてあげなきゃいけないんじゃないか?

と、だんだんわけのわからない義務感にかられ出し、
ずいぶん長いことその1点を凝視し、想いを馳せてみたり・・・


気が付けば、オリオン座がさっきよりも大きく位置を変えていた。



閲覧数1,026 カテゴリ日記 コメント2 投稿日時2006/12/12 18:12
公開範囲外部公開
コメント(2)
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  • 2006/12/12 20:09
    ラララさん
    私ものーんびり温泉にでも入りたいよー!
    今日もあわただしい一日。仕事、家事、育児女優に負けない忙しさです。
    次項有
  • 2007/01/03 21:21
    kazokunさん
    タイトルがいいですね。
    過去との遭遇。
    確かに、星を見るということは、その星が発した時の光を見ることだから、何千光年、何万光年、何億光年離れた星を見るということは、その星の今を見ているのではなくて、その星の何千年、何万年、何億年前の過去の光を見ていることなんですね。
    太陽でさえ、8分前の光を見てるんですよねぇ。
    次項有
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