私ものーんびり温泉にでも入りたいよー!
今日もあわただしい一日。仕事、家事、育児女優に負けない忙しさです。
寒い季節、やはり温泉であったまるのが一番! そんな冬の夜は、なんといっても露天風呂に尽きる。 内風呂から露天風呂へ出る数秒間、マッパで寒風ざらしとなる “勇気の瞬間” を乗り越えれば、 そこは湯の楽園、そして透明な冬空に広がる大プラネタリウムだ ☆ 湯煙も届かぬ上空のかなた、つぶらな輝きの数々が無数に瞬く天体劇場は、 いつまで眺めていても飽きることはない。 ある1点の輝きを見つめていると、 その星と自分とをつなぐ遥かなる空間の一直線上には、 何一つとして遮るものは存在していない・・・ということに、不思議な感動を覚える。 そんな点々とした輝きの中には、 何千・何万・何億・・・いう年月を経て、この目に届くものもあるという。 今、現に視線の先にあるこの光源が、想像も及ばぬ何億年もの過去、 人類が、いや地球という星すらもまだ存在しない超次元時代に発せられたものだとしたら・・・ そして、気の遠くなるような時空を越え、今、偶然にも自分が目撃しているのだとしたら・・・ そう思うと、 湯の中でこんなにのんびりぼんやり眺めていては申し訳ないんじゃないか? ちゃんと心して迎え入れ受け止めてあげなきゃいけないんじゃないか? と、だんだんわけのわからない義務感にかられ出し、 ずいぶん長いことその1点を凝視し、想いを馳せてみたり・・・ 気が付けば、オリオン座がさっきよりも大きく位置を変えていた。 |