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2006年12月06日(水) 
 仕事から帰り、夕飯をさらっと食べたら、近郊各地の日帰り温泉でひろびろゆったりぼんやり・・・、時々そんな気分転換をする。

“癒しの時代”にどこも大盛況をみせるくつろぎ空間も、ド平日、しかも21時過ぎともなれば、さすがにもう開放的な貸切状態。
 湯煙むせぶ露天風呂へじんわり身を委ねると、ふと、湯面に揺れる、まるで卵黄のような光体に目がとまった。

 すぐにその正体を、頭上に広がる冬の夜空に見つけた。
“う~む・・・月を見上げること自体、最近少ないのかもなぁ・・・”
 しばらくその輝く天体を、改めてじっくり眺めてみた。

 といっても、今日は月業界も平日のようで、「仲秋の名月」「十六夜の月」みたいな、いわゆる“特別な月”ではない。
 そりゃそうだろぅ、一部微妙ぉ~なヘコみがあるしね・・・。

 とはいえ、無数の星々が散らばるだだっ広い天空に、ただ一つ悠然と燦然と輝くその姿は、まさに“夜空の雄”である。
 そして、遥か彼方の宇宙空間に浮かぶその衛星の表面を、現実に踏みしめた人間がいる・・・という事実に、恐ろしい次元の違いを感じてしまう。

 自分自身、海外諸国へ行ったことがあるといえども、国内にさえまだ踏み入れたことのない県もあったりする。
 日本という島の領域から出た出ないなんて言ってる一方で、地球から飛び出して、月の表面を歩いてきた・・・ってな天体単位での往来という異次元を、同じ「人間」が現に体験しているわけで・・・

・・・!
やばい! のぼせてきた・・・

閲覧数655 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2006/12/06 18:35
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