米軍は日本語が出来なかった。日本国民は英語が出来なかった。問答無用。有無を言わさず、上から下へとマッカーサの命令が下された。それには、古いシステムである我が国の天皇制と官僚制が利用され役に立った。それらは効率よく作用した。与えられた自由。与えられた民主主義。与えられた憲法。上から下への改革が手早くなされた。奇妙な革命であった。何か足りないものがある。それは、国民の理解のなさであった。自分自身で考える力がない。うわべだけの近代国家であった。http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/ http://3379tera.blog.ocn.ne.jp/blog/ 日本人には意思がなくて、恣意 (私意・我儘・身勝手) がある。自由は自由意思を意味するが、これを自由恣意と解釈すると、いわゆる ‘自由のはき違え’ が起こる。意思がないところに方策はなく、議論をすれば ‘ああ言えばこう言う’ ということになる。激論は不毛の議論に終わる。議論のできない人の議論は時間の浪費に過ぎない。だから、問答無用になる。英語を習得することが、この閉塞を打開する。