思いのほか・・というのが、激戦を終えた率直な感想である。
この季節の個人的風物詩として定着した「CoCoICHI Year Spoon Project」は、
例年どおり1月17日に2014キャンペーンがスタートした。
初の開幕戦勝利をもくろみ、この日、早速ココイチ浜松有玉店の席に座った。
今回も、キャンペーンメニュー「グランド・マザー・カレー」1食につき1回、クジBOXから1枚クジを引くことができ、「当たり」が出れば即、オリジナルスプーンを獲得できるというお馴染みのレギュレーションであるが、特に目を惹いたのは、スプーン総数なんと「250,000本」という空前の数字である。
これは初戦勝利もあり得るぞ・・と密かな期待とともに最初のオーダーを済ませた。
クジBOXが席に来るタイミングなど、店員さんの対応が毎年微妙に違うのだが、今回は、オーダーしてからカレーが届くまでの間にクジBOXを持って来て、クジを引くとすぐ開くよう促され、その場で企画の説明もしていくパターンのようだ。
まずは初戦のクジを、店員さんの指示により開いてみる。
ん~「チャレンジ券」か・・
チャレンジ券を集めれば抽選で各種景品が当たるという説明を即座に受け、そのあとしばらくするとカレーがやってきた。
昨年に限っては「グランド・マザー・カレー」ではないキャンペーンメニューだったため、2年振りにこの大好きな味を堪能する。
ただ、カレーが来る前に「当たり」以外の結果が出てしまうと、味の感じ方にも多少影響が及ぶというものである・・。
この日以降、「250,000本」という数字に後押しされ、機あるごとに食を重ねた。
しかし、クジは引けども引けども「チャレンジ券」・・。
しかも、この闘いに新規参入した数人の後輩たちは、わずかな食数であっさりスプーンを手にしていると聞くではないか!
中には2本目を獲得した者まで・・。
キャンペーン開始から1ヶ月が過ぎ、未だ獲得できていない焦りは否めず、本当に250,000本も当たるのか?・・そんな疑問まで湧いてくる。
そしていよいよ、過去8年に渡る激闘の歴史の中で、最も多くの食数を要した「11食」に並ぶ挑戦に臨んだ。
ここで当てなきゃ最多食記録を更新してしまう・・そんなプレッシャーがのしかかる中、11回目となるクジBOXの中に左手を入れる。
わりと束になった山が指先に触れたが、その束の下のほうから1枚を引き出した。
これまでの10回は、ほとんどの店で、引くとすぐにクジを開くよう言われたが、この日は違ったため、食べ終えてから開こうと決めて、まずカレーを味わう。
案外これが「当たり」なら、先に開いていれば味も格別だったりして・・そんなイメージも浮かんできたが、すべて食べ切り、満を持してクジを開いてみた。
目に飛び込んできたのは・・・なんと「当たり」の3文字!!
この瞬間、今回の長く厳しかった闘いの日々から解放された。
2月20日(木) 20:24 袋井久能店 ミッションコンプリート
前述のように、この日はクジを自分のタイミングで開くことができたので、「当たり」クジを記録撮影しておく余裕もあった。
反面、食べる前に「当たり」を確認してたら、カレーはもっとおいしかったかな~とも思ってみたり・・
会計の際、支払いの後に「当たり」クジを提示すると、「使ってくださーい」との言葉とともに、レジ横から取り出された箱入りの2014スプーンを受け取った。
「250,000本」のアナウンスに若干の気の緩みもあったか、最多タイの「11食」での獲得となり、思いのほか長期戦を強いられてしまった。
とはいえ、輝かしい2014スプーンを確かに手中に収めた今、達成感、安堵感、開放感、脱力感、そして恒例の心地よいバカバカしさ・・そんな様々な感情も交錯する。
歴代8本目のスプーン、これで食べるカレーはさぞかしウマいことだろう・・そんな期待を胸に、店を出た --
〔激闘の記録〕
①浜松有玉店
②掛川久保店
③掛川久保店
④掛川国一店
⑤袋井久能店
⑥掛川国一店
⑦掛川久保店
⑧豊田町店
⑨袋井久能店
⑩菊川インター店
⑪袋井久能店 ◎