>ZUU Online >「失われた30年」の正体。世界一裕福な国だった日本に起きた異変 >12 時間前 >本記事は、ジム・ロジャーズ氏の著書『捨てられる日本』(SBクリエイティブ)の中から一部を抜粋・編集しています。 (略) >「世界一裕福な国」だった日本に起きた異変 >かつてのイギリスと現在の日本の姿が重なるのはここまで見てきた通りだ。 >この先、日本がたどる道もイギリスと同様のものになるかもしれない。 >山積する諸問題に対して、日本政府は有効な策を打てていないと感じられるからだ。 >私は1990年に世界一周の旅の途中で日本に立ち寄った。 >その時驚いたのは、日本はすばらしい観光の地であり、それにふさわしい豊かな文化と伝統を持っていたことだ。 >当時の日本は、世界最高のインフラを備えていた。 >新幹線、地下鉄、何もかもが見事に機能しており「世界一裕福な国」だった。 >私はそんな日本を今も愛してやまないので、日本が現状直面している諸問題を乗り越えてくれることを願っている。 >イギリス経済は北海油田の開発で復活したが、国内にほとんど資源がない日本において、北海油田に代わる復活の起爆剤になるものは、残念ながら思い浮かばない。 >出生率を上げる、移民を受け入れる、減税を実施し歳出を減らすという解決策は存在するが、現状、日本ではそれほど積極的には実施されていない。
‘求めよさらば与えられん’ ですね。
>もし日本人が経済成長をしたい、あるいは、少なくとも現状の生活水準を維持したい、と望むのであれば、今すぐ人口を増やすべきだ。 >国を開いて移民を受け入れる、増える一方の財政支出を削減する……こうした抜本的解決策に対して真剣に取り組んで初めて、日本は長く続いた停滞期から脱することができる。
そうですね。 我々日本人は日本語と英語の両言語を良く学び、思考における時制の大切さを十分に理解する必要がありますね。英語にある時制 (tense) を使った考え方を会得すれば、我々は自己の意思 (will) を明らかにすることも可能になるし、自分自身の世界観 (world view) を持つことも出来ます。さすれば我々は国際社会において相手の理解も得られ、未来社会の建設に協力することも可能になります。かくして、我々日本人は、人類の進歩に一層の貢献が可能になるでしょう。
『有能な人材が世界から日本に集まり、ここで世界に向けてサクセスストーリーが生まれるという国家を目指すべきです。 このための具体的な政策課題として (1)英語を第2公用語にする (2)定住外国人に地方参政権を与える (3)インターネットの接続料はじめ知的生産活動の基本コストを諸外国並みにする (4)日本の制度やシステムの中で国際基準と合致しないものを一括して見直す―の4点を提案したいと思います。』 (茂木敏充外務大臣)
我が国の ‘漢字かな’ は世界中何処の国に行っても通用しない。特にローマ字 (alphabet) の代わりに仮名を使用することには害毒がある。仮名漢字表記による学習で自分は世界に通じていると思い込む。だが、これは事実ではない。勝手な解釈により世界に関する独りよがりの解釈は避けられない。私は宿泊先のアメリカ人の名前は知っている。しかし、その綴り方は分からない。つづり字を考えることのない日本人の記憶方法だからである。このような文盲に近い体験の仕方では外国人との文通もできない。地図を見て探すことも難しい。かな書き英語が我が国民の国際化を果てしなく遠ざけているということができる。
国語の勉強は読み書きの練習である。ところが、日本語の仮名漢字表記は難しい。特に漢字の字形と音訓の習得に月日を費やし、目的の勉学の成果が遅れている。私の知人に '〇〇健' という名前の人がいる。彼は周りの人から 'タケちゃん' とか、'ケンちゃん' とか呼ばれている。'一体どちらが本当なのか' と私が尋ねると、彼は 'どちらでも良いのですよ' と答える。'でも、戸籍ではどうなっているのか' と尋ねると、'戸籍にはフリガナがありませんから、どう読んでも良いのですよ' という答えであった。これを '日本人の自由' というのであろうか。'あるべき姿' の追及がない。とりわけ漢字圏以外の国から来た外国人には日本語の漢字は難しい。日本語をローマ字表記にすれば彼らもたちどころに日本語を読めるようになる。音読が言語の習得には欠かせない。読み書きが自由になると一人前の大人として活躍できる。筆記試験でも真の実力が発揮できる。外国人の能力に関してより公平な評価をする社会が我が国内に実現する。ぜひローマ字表記を法制化してもらいたい。ローマ字表記を仮名漢字表記と対等な地位にしてもらいたい。日本語をローマ字表記と仮名漢字表記の二刀流表記の国にすると良い。 '為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり' 上杉鷹山 (うえすぎ ようざん)
>栄光は永遠には続かない >一時代を築き、覇権を握っていた国は、いつか必ず衰退の道へ至るものだ。 >これは人類史上の必然である。 >例外は存在しない。 >たとえばイギリスが覇権国の座につく前、16~17世紀の時代には、オランダが世界の覇者であった。 >スペインから独立したオランダはアムステルダムを中心として、驚くべき経済成長を遂げた。 >1602年に世界初の株式会社、オランダ東インド会社を設立し、香料の産地である東南アジアへ勢力を広げた。 >それと時を同じくして奴隷貿易にも参入し、全世界に商圏を拡大させたのである。 >皆さんは、Dutch uncle(オランダ人の叔父)という表現を耳にしたことがあるだろうか? >「教育、激励、あるいは忠告するために、率直なアドバイスをくれる人」という意味だ。 >この言葉が生まれた経緯は次の通りだ。 >オランダは当時、先進国であり、各地に最新の技術と資本をもたらした。 >文字通り「世界のアドバイザー」だったのである。 >17世紀初めには、世界の発明の約4分の1がオランダによって生み出されたという。 >彼らはすばらしい造船技術も有しており、少ない人手であってもたくさんの貨物を運ぶことができる「フライト船」を開発。 >これを武器として、世界貿易において高い競争力を獲得した。 >イギリスは、オランダから造船技術を盛んに取り入れた。 >そしてついに17世紀後半、イギリスは世界一の海洋国家となり、覇権の座はオランダから移り変わる。 >軍事力で優位に立ったイギリスは、18世紀半ばに最盛期を迎える。 >世界的な経済大国となり、通貨ポンドは世界の基軸通貨となった。 >ジム・ロジャーズ(Jim Rogers) >1942年、米国アラバマ州生まれ。 >イェール大学で歴史学、オックスフォード大学で哲学を修めた後、ウォール街で働く。 >ジョージ・ソロスとクォンタム・ファンドを設立し、10年間で4200パーセントという驚異的なリターンを上げる。 >37歳で引退した後、コロンビア大学で金融論を指導する傍ら、テレビやラジオのコメンテーターとして活躍。 >2007年よりシンガポール在住。 >ウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロスと並び世界三大投資家と称される。 >主な著書に『冒険投資家ジム・ロジャーズ 世界大発見』(日経ビジネス人文庫)、『危機の時代』(日経BP)、『ジム・ロジャーズ 大予測』(東洋経済新報社)『大転換の時代』(プレジデント社)がある。
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