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2013年06月11日(火) 

5月29日~30日に日本で初めて開催された国祭連合食糧農業機関(FAO)国際会議において、粟ガ岳の茶文字のある東山地域などの茶草場農法が世界農業遺産に認定されました。

「FAO」のシルバ事務局長から世界農業遺産の認定証を受けとった時、「これまでの関係者の努力が実って、本当に良かった。また、お茶の消費拡大と茶業の振興に繋がり、掛川市を世界に情報発信できるチャンスでもある」と思いましたが、同時に、これからこの茶草場農法を守っていく茶農家の大変さ、苦労の大きさが脳裏をかすめました。
                                  
東山地域の茶草場農法は、お茶栽培の有機肥料として使うススキや笹などを育ててきた採草地において、農家が晩秋から冬に草を刈り、乾かした後、細かく刻んで茶園の畝間に敷き、それが干害や雑草を抑え、土中の微生物を繁殖させて良い土を作り、安心で安全な、良質で日本一美味しいお茶生産に繋がっている伝統農法です。

そして、この茶草場には、300種類以上の草花が確認されており、「秋の七草」のうち4種類が絶滅危惧種に指定されておりますが、そのうち3種類が、この茶草場で見ることができます。

絶滅危惧種の「フジタイゲキ」も健在です。また、この茶草場には小動物も豊富で、それを餌とする絶滅危惧種である猛禽類の「サシバ」という鳥の生息も見られます。

さらに、掛川市の地名が冠せられた羽のないバッタ「カケガワフキバッタ」も見られます。

このように、農業生産のための努力が生物多様性の保全と両立している事例は他にありません。

環境日本一のまちづくりに取り組む掛川市として、この世界農業遺産に認定された茶草場農法を将来に継承しなければなりません。

しかし、近代的な機械化農業が進む中で、このような農法を続けることは、農業者にとって大変な苦労が伴います。

この農法に誇りを持って取り組んでいる農家を、自然環境保全の観点から支援する市民の輪を広げていくことが必要と考えます。

閲覧数502 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2013/06/11 22:38
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