2023年03月02日(木) 

 

>今どきの中学受験事情にみる意識潮流 | メイン | 高度成長期後の企業トップから見た日本の教育   >2023年02月21日   >前回は1960年代に急増した核家族の問題点として以下の2点があがりました。   

>・親子だけの空間のため、祖父母から子育てのノウハウが継承されず、母親の不安が募る。   >・家庭が生産現場と切り離された空間になったため、「勉強」が評価軸の中心になった。   

>上記の2点は連鎖関係があり、子育てに明確な評価軸がないため、自身の子育てが正しいのかどうか不安になる。   

>例えば、言葉が多少遅れても祖父母がいれば「そんなものくらい大丈夫だよ!」と言ってくれただろう事象でも、他の子と比べて「我が子だけ出来ない…」という不安が募り、それがそのまま自身の子育て評価に繋がってしまう。   

>これを突き詰めると、有名大学(高校・中学)に合格すること、つまり勉強ができるようになることが子育ての成功という認識が社会に広がる。   

>こうして「勉強」が評価軸の中心になった。   

 

不安の根幹には日本人社会の序列争いがありますね。   

 

>1960年代に結婚し、核家族を築いた夫婦の子どもが小中学校にあがるのが1970年代頃。   

>ちょうどこのころに「受験戦争」という言葉も生まれ、マスコミが乗じたこともあり、社会全体に「学歴信仰」が広がります。   

 

序列を学歴と呼び変えても社会の矛盾は解けませんね。   

 

>このように学歴信仰が進む時代、当時の産業界は教育をどう見ていたのでしょうか。   

>1950年代~1960年代は、高度成長真っただ中だったため、とにかく生産量を増やすことが第一であり、そのための人材提言とし、工場長などを担える中堅技術者の不足(=量的問題)が訴えられています。   

>1960年代~1970年代になると、大学への進学率が上がり、大学の大衆化に伴う学力低下や多様性の欠如からくる創造力のなさ(=質的問題)が問題視されます。   

>こうした人材の質的問題を抱えた時代、1974年にSONYが湘北短期大学を設立しました。   

>その際、トップが語った言葉が以下のものです。   

>長文ですが、抜粋せずそのまま載せます。   

>「なんとかして有名大学を出ることが、もっと簡単に言えばよい大学へさえ入ってしまえば人生の大半が決まってしまう様な今日の世の中の機構に、私は大変疑問を感じる。   

 

我が国の序列信仰はレッテル主義化していますね。   

 

>ほんとうに世の中の役に立ちその存在に意味のある人は、こんな教育の考え方の中から決して生れてこないだろう。   

 

そうですね。指示待ち人間からは世の中の役立つ人間は現れませんね。      

 

>教育は決してだまっていて上から自動的に与えられるだけのものではない。   

>自分で求め何処までも自分で追求して行くのが真の教育の姿ではないだろうか。   

 

そうですね。’求めよ、さらば与えられん’ ですね。何事も積極的に求める態度が必要ですね。       

 

>こんな方向を目指し、どんどん実現して行ける学校がこれからの日本にはどうしても必要であるということから、湘北短期大学が生れることになったのである。   

>実技を通じて智識のみでなく、世の中を活きていく、人を率いて行ける人柄を身につける教育を、私は大いに期待している。」   

 

そうですね。大いに期待したいですね。    

日本人には意思 (will) がない。つまり、無心である。意思は英語の未来時制の文の内容であるが、日本語の文法には時制 (tense) というものがないので、日本人には意思がない。 ものを言ってもそれが行動には繋がらない。だから、結果的に ‘うそぶく’ 人ということになる。これが、相手に不信の念をいだかせる。考えがあり、その実現に強い意思を示すという手順がわが国には存在しない。

意思のあるところに方法 (仕方) がある。Where there's a will, there's a way. 日本人には意思がないので仕方なく無為無策でいる。それで、おとなしい。優柔不断・意志薄弱に見える。能動がなくて受動ばかりの生活を送っている。困った時には '他力本願・神頼み' になる。生きる力 (vitality) が不足している。だから戦時中は、玉砕するまで戦い抜いた日本兵であった。

 ' やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かず' 山本五十六 (やまもと いそろく)

どうやら 我々は '指示待ち人間' として育成されていたようです。このやりかたに習熟すると、他人の受け売りと後追いの専門家になりますね。我が道を行く人にはなりませんね。未来を先取りしないから他人を唱道する人にはなれません。   

 

>この言葉が象徴している通り、産業界のトップ層は主体性なき学歴社会を憂い、「自ら実学を求め・考える人材」を輩出してほしいと訴えています。   

 

技術は実学 (現実) の内容ですね。考えは哲学 (非現実) の内容ですね。日本人には実学がって、哲学がありません。だから、昔から無哲学・能天気の生活を送っています。         

 

>そして、それから約50年経った現在、どれだけ変化したのでしょう?   

 

変わっていませんね。   

 

>以下が、産業界が学生に求める「資質」と「能力」の2023年版です。   

>———————————————————————————————   

>資質:主体性・協調性・実行力   

 

日本人には意思がないから主体性もありませんね。   

日本人には序列社会があるから序列による協調性がありますね。    

日本人には意思がないから受動ばかりで能動がない。指示待ち人間になっている。ですから、実行力に欠けていますね。   

 

>能力:課題設定および解決力・論理的思考力・創造力  

 

非現実の内容を現実の内容に変える行動ができない。だから、日本人には創造力がない。   

 

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我々日本人は日本語と英語の両言語を良く学び、思考における時制の大切さを十分に理解する必要がありますね。英語にある時制 (tense) を使った考え方を会得すれば、我々は自己の意思 (will) を明らかにすることも可能になるし、自分自身の世界観 (world view) を持つことも出来ます。さすれば我々は国際社会において相手の理解も得られ、未来社会の建設に協力することも可能になります。かくして、我々日本人は、人類の進歩に一層の貢献が可能になるでしょう。 

 

『有能な人材が世界から日本に集まり、ここで世界に向けてサクセスストーリーが生まれるという国家を目指すべきです。 このための具体的な政策課題として (1)英語を第2公用語にする (2)定住外国人に地方参政権を与える (3)インターネットの接続料はじめ知的生産活動の基本コストを諸外国並みにする (4)日本の制度やシステムの中で国際基準と合致しないものを一括して見直す―の4点を提案したいと思います。』 (茂木敏充外務大臣)   

 

 我が国の ‘漢字かな’ は世界中何処の国に行っても通用しない。特にローマ字 (alphabet) の代わりに仮名を使用することには害毒がある。仮名漢字表記による学習で自分は世界に通じていると思い込む。だが、これは事実ではない。勝手な解釈により世界に関する独りよがりの解釈は避けられない。私は宿泊先のアメリカ人の名前は知っている。しかし、その綴り方は分からない。つづり字を考えることのない日本人の記憶方法だからである。このような文盲に近い体験の仕方では外国人との文通もできない。地図を見て探すことも難しい。かな書き英語が我が国民の国際化を果てしなく遠ざけているということができる。  

 

国語の勉強は読み書きの練習である。ところが、日本語の仮名漢字表記は難しい。特に漢字の字形と音訓の習得に月日を費やし、目的の勉学の成果が遅れている。私の知人に '〇〇健' という名前の人がいる。彼は周りの人から 'タケちゃん' とか、'ケンちゃん' とか呼ばれている。'一体どちらが本当なのか' と私が尋ねると、彼は 'どちらでも良いのですよ' と答える。'でも、戸籍ではどうなっているのか' と尋ねると、'戸籍にはフリガナがありませんから、どう読んでも良いのですよ' という答えであった。これを '日本人の自由' というのであろうか。'あるべき姿' の追及がない。とりわけ漢字圏以外の国から来た外国人には日本語の漢字は難しい。日本語をローマ字表記にすれば彼らもたちどころに日本語を読めるようになる。音読が言語の習得には欠かせない。読み書きが自由になると一人前の大人として活躍できる。筆記試験でも真の実力が発揮できる。外国人の能力に関してより公平な評価をする社会が我が国内に実現する。ぜひローマ字表記を法制化してもらいたい。ローマ字表記を仮名漢字表記と対等な地位にしてもらいたい。日本語をローマ字表記と仮名漢字表記の二刀流表記の国にすると良い。         

 '為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり'  上杉鷹山 (うえすぎ ようざん)        

 

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閲覧数241 カテゴリアルバム コメント0 投稿日時2023/03/02 20:48
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