2023年06月11日(日) 

 

>AERA dot.   >軍事増強が招く日中関係の悪化と戦争危機 今必要な「反戦と平和の準備」とは   >昨日 11:00  

>「専守防衛」を基本にしてきた日本の安全保障政策を転換した岸田文雄政権。   

>敵基地攻撃能力(反撃能力)を保有し、防衛費を国内総生産(GDP)比2%に増額するなど、軍拡に突き進んでいる。   

>軍拡より必要なのは何か。   

>AERA 2023年6月12日号から。   

>*  *  *   

> いま最も懸念されているのが、中国が台湾に軍事侵攻する「台湾有事」だ。   

>米軍基地があり、台湾と地理的に近接する日本にとって安全保障上の危機となりうる。   

>元外務省国際情報局長で東アジア共同体研究所所長の孫崎享(うける)さんは言う。   

>「日本が敵基地攻撃能力などで軍事的に増強することは、日本の安全保障を高めることにはならず、かえって中国から報復を受けることになり、危険な方向に向かっています」   

> 戦争の危機を前にした唯一の解決策は、戦争を起こさせないことだけだ。   

 

‘ウクライナでの戦争の教訓は、抑止力によって未然に戦争を防ぐ方が、侵攻してきた敵を後退させることよりも遥かに望ましいということだ。’  マシュー・ポッティンジャー   

 

> 孫崎さんは「関係の再構築に向けた外交が重要」と言う。   

>「1972年の日中共同声明で日本は、『台湾は中国の領土の不可分の一部である』とする中国の立場を『十分理解し、尊重する』として、中国との国交を正常化し関係を築いてきました。   

>しかし、中国との対決姿勢を強めるアメリカの流れに乗り、中国との関係を悪化させています。   

>今一度、日中共同声明での合意を守ると中国に伝え日本の立場を明確にすることが、平和的な解決への道となります」   

 

中国は中原 (ちゅうげん) に鹿を逐 (お) う伝統的な覇者の国である。だから、覇者の物語 '三国志' は、中国人の愛読書となっている。覇者は周辺諸国に覇権を打ち立てようとして傍若無人のふるまいをし、多大な迷惑をかけている。これは皇帝の時代も国家主席の時代も漢民族のメンタリティが同じであるから変わらない。漢民族は、自分たちの考えを示すために漢字を作った。しかし、彼らは外国人の考えを示すための漢字は作らなかった。だから、外国人に対して自己の内容を発信はできるが、外国人からの内容を受信することは難しい。独断専行に陥りやすい。印欧語族のインド哲学を経文 (漢文) に表すことが至難の業であることがわかる。経文など漢文の書物をいくら読んでも外国人の考えは出てこない。だから、中華思想を堅持し自己中心的にならざるを得ない。周辺諸国を中国化することに専心してやまない。中国人が外国人の影響を受けて発想の転換 (paradigm shift) をすることは期待薄である。

・・・・・

中華 (ちゅうか)  [外国との交渉が少なかった時代に] 自国を、世界の中心にある、一番優れた国とみなしたこと。[狭義では、漢民族のそれを指し、またその呼称としても用いられる]    東夷 (とうい)  [東方の野蛮人の意] 昔、中国から見た東方諸国の称。[広義では朝鮮・沖縄を含み、狭義では日本を指した]     南蛮 (なんばん)  [南方の野蛮人の意] 昔、中国で、インドシナなど南海地方の諸民族の称。 西戎 (せいじゅう)  [西方の野蛮人の意] 昔、中国で、チベット族やトルコ族など西方の異民族の称。北狄 (ほくてき)  [北方の野蛮人の意] 昔、中国で、匈奴 (きょうど)・韃靼 (だったん) などの遊牧民族の称。  

 

> 憲法学者で学習院大学の青井未帆教授が共同座長を務める「平和構想提言会議」は昨年12月、「戦争ではなく平和の準備を」とする提言を発表した。   

>「まず、私たちが『おかしい』と声を上げ続けること。   

>そして、声を上げ続ける環境が維持されることが大切です。   

>その上で、安全保障論から憲法が切り離された今、どうすれば私たちが9条を補強して生かしていけるのか、一人一人が知恵を絞っていく段階にあると思います」(青井教授)   

> 法政大学前総長の田中優子さんは「反戦の準備が必要」と説く。   

>「敵基地攻撃能力の保有や軍事費の大幅増額など、日本はすでに戦時体制に入っています。   

>その戦争を回避させることが『反戦の準備』。   

>そのための行動を起こしていくことが重要です」   

> 反戦の準備としてまず、いま何が起きているのかを学ぶことが大切、そのためには「結社」が必要だと言う。   

>「女性たちと議論してわかったのですが、特に非正規の女性を中心に毎日忙しくしている人たちは、軍事費の問題も軍拡の問題もほとんどニュースになっていないため、情報を得られない状態になっています。   

>何も知らないまま始まるのが戦争です。   

>学ぶための団体が『結社』です」   

> 1月、田中さんは大学教授らと共に「平和を求め軍拡を許さない女たちの会」を立ち上げた。   

 

軍拡の停止は一方的では効果がない。必ず両側で協力し合わなくてはならない。   

 

>防衛費GDP比2%の撤回などを求め、中心グループが情報交換を行っている。   

>田中さんはこれも「結社」の一つだと言う。   

>「戦争の準備がどこでどうされているのか、戦争が何をもたらすのか。   

>情報を交換することで学ぶことができます」   

> 同時に「声」を上げることが重要になる。   

 

声を上げることで助かるものなら、香港の人は助かったはず。相手が悪すぎる。相手は問答無用の人間である。我々は現実に効果的に対処しなくてはならない。    

香港で声を上げた人達は現実に対処できなかった。それは世界が違うからである。次元の違いである。中国は民主主義の国ではない。声は万能ではない。両国の合意が必要である。            

 

>シンポジウムや集会、出版などだ。   

>女たちの会では“ミサイルが鳩になる”デザインのスカーフを作成した。   

>これをハンドバッグなどに巻いたりすることで、言葉では言えない人でも「反戦」の意思を示すことができるようにした。   

>そして、女性の側から見た政治が必要だとしてこう話す。   

>「戦前、女性に参政権はありませんでしたが、戦後やっと手に入れました。   

>必ず投票し、可能な人は選挙に立候補して政治家になり、歯止めなき軍拡を推し進めるのではなく、女性や子ども、若者や社会的弱者の立場に立った政策を進めることが重要です」   

> 戦争を止めるのは簡単ではない。   

>だが、ひとたび戦争が起きれば、多くの人の命と自由が踏みにじられる。   

>「どんな時代でも、どんな武器でも、どんなやり方でも、戦争の残虐さに変わりはありません。   

>一人一人が本当のことを知ろうとする気持ちを持って、ダメなものはダメと声を上げてほしい。   

>何の罪もない人たちが犠牲になる。   

 

日本軍はわざわざハワイまで爆弾を落としに行った。そして、提灯行列を行った。 犠牲者の事は何も考えられなかった。     

 

>それが、戦争の実態です」   

> 東京大空襲の体験者である二瓶治代さん(86)の言葉である。   

>(編集部・野村昌二)   

>※AERA 2023年6月12日号より抜粋   

 

 

 

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閲覧数127 カテゴリアルバム コメント0 投稿日時2023/06/11 06:02
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