>何より、国際秩序を乱す国家に対する抑止力の飛躍的強化は不可欠だ。アフガンに11年も駐留した独軍では60人近い将兵が戦死した。冒頭触れた慰霊碑は、英霊を悼むべく建立された。独国民は第二次大戦後初めて「戦死」という響きを、悲しみとともに現実感を持って受け止めた。ただし、勇敢に戦った英霊はドイツの精強ぶりを再び世界に印象付け、祖国やNATOの守護神となった。 南の島に雪もし、自分の国が必要であるならば、自分の国は自分自身で守れ。 虎の威を借る狐* になるな。 狐の根性が汚い。 自国のためには、自らの血を流せ。外国人の血を買って喜ぶな。 力は正義である。(Might is right). 神の言うことはなぜ正しいか。それは、天罰を加える力を持っているからである。 もしも、自分に正義が必要であるならば、自分自身の力を示すこともまた必要なことである。 仏法の守護神は、仁王である。国家の守護神は、自国の軍隊である。 第七艦隊は、’友愛の海’ の守護神となるのか。 守護神を置かずして、法を説く者はむなしい。得意な歌詠みも、ごまめの歯ぎしりとなろう。 >親戚のじいちゃんはガ島で地獄を見てきた。「あれは決して国のために尊い命を落とす姿じゃ無かった」という言葉を忘れない。 自分の死に場所を探す兵士ばかりでは、戦に勝てない。戦場に屍をさらせば、敵の戦果の山ができる。 我が国の指導者は、犬死を何と言って褒めたたえようとするのか。何と言って畏敬の念を示すのか。 我が国では、話の筋があって、人が序列を作るのではない。序列があって、筋がない。 目先の問題に専念する兵卒は優秀 (愚直)、参謀は愚鈍。お上の理不尽に下々は無抵抗である。序列作法にしびれている。 愚直・愚鈍の耐え難きを耐え、忍び難きを忍んで、南の島に雪が降る。 序列メンタリィティを日本語脳から除去することは難しい。 階称 (言葉づかい) は、日本人のリーズン (理性・理由・適当) をむしばむアヘンのような役割を果たしている。 現在の地球は、英米の世の中である。各国には、リーズナブルな (理性ある・理由になる・適当な) 主張が求められている。 理性判断 (rational judgment) のできない国民は、世界の中にあっても、世界に属さない。 だから、日本人は国際社会においても、指導性を発揮することは難しい。 *(他人の権勢をかさに着ていばる小人のたとえ。) |