大和魂の特性は、感性に優れ、知性に劣ることである。
「和」争いをやめ仲良くする心を持っているが、相手に対する説得力に欠けている。
「誠」誠意を尽くし嘘偽りをしない心を持っているが、非現実(あるべき姿)の内容を嘘と考えて重視しない。
「潔」桜の散り際のような潔さを尊ぶ心を持っているが、信念がないので、努力目標の達成に対する粘り・周到さがない。
「清」穢れを嫌い清浄を求める心を持っているが、気分転換で終わりとする。空気・雰囲気に身をまかせる。知性がマヒする。
「情」他を思いやり自分の事のように心を重ねるが、供養のうえに供養と供養を重ねるばかりである。贖罪と反省と新出発の生活にはつながらない。その日暮らし。
「尽」自分を犠牲にしても相手に尽くそうという心を持っているが、合理的な手段を用意していないので、玉砕精神となる。座して死を待つ。外国人があきれる。
「根」根気と不退転の決意を持っていて、なにがなんでもという恣意へのこだわりを見せる。耐えがたきを耐え、忍び難きを忍んで、南の島に雪が降る。
「誉」礼儀を重んじ恥を知ること。序列メンタリテイにとらわれて、序列順位にこだわる。序列作法を励行し、事足れりとする。無哲学・能天気である。
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わたくしが八歳の時に、我が国は戦争に敗れた。
'日本はアメリカの物質主義に敗れた。だが、精神主義では勝っていた' と教えられた。
戦前の日本は、精神主義に頼っていた。
精神主義は、恣意の力により困難を打開しようとする方策である。出来心の親戚か。そして、アメリカの物質主義に敗れた。
物質主義は、合理主義である。意思の力で、目的に必要な物質を整える。
意思は文章になる。だから、矛盾を排除できる。
恣意は文章にならず、矛盾を排除できない。談合と腹芸では合理主義に太刀打ちできない。
大和魂という掛け声だけでは、どうにもならない。矛盾だらけで自滅する。
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