秋の田中山焚き火会があった。いつも土曜日の夕方に始まるので、午後2時頃から準備を始めたら、その準備に手間取って、4時頃に出発した。車で走り出し、志ん朝の落語「文七元結」を聞き出した。名演だと言われていて、僕は聞いた事がなかったので買っておいたCDだ。これが巧くて聞き惚れて、しかもけっこう長い話であった。新東名に乗ってアッと気がついたら「次の出口は清水」であった。あわててSAに入り、ETC出口を出て、田中山に向かった。というわけで、着いたのは6時過ぎだったろう。 着いてみたら、すでにたくさんの人が来ていた。20人以上居たんじゃないだろうか。大部分は旧知の人だが、新しい人も少なくなかった。AYA嬢という美人ローカル歌手にもようやく会うことができた。また、今回の目玉の客は生きた「鷹」だった。富士川の釣り人で埼玉に住んでいる人が、趣味で鷹を飼っているんだそうだ。僕は猛禽類を、金網越しじゃなく、じかに、近くで見るのは初めてだった。いやあ、カッコ良かったなあ。堂々としていて、目が鋭く、野生を感じた。買い主に〈触っていいだろうか〉と確かめてから、背中の羽をなでてみた。羽はとても滑らかな感触だった。マテリアルの乾燥した羽とはまったく違っていた。 もう一つ、特別の線香花火が来ていた。手作りの線香花火で2年以上熟成したものだそうだ。桐箱に入っていて、和紙のこよりに火薬が入り、「ひかり撫子」と名付けられていた。みんなでやったが、光が走った後にできる光の花が大きく、綺麗だった。数千円もするらしく、ぜいたくな花火だった。 おみやげはいつものクライフの手作りハムで、この日は焼きたてハムもあった。マッカランをI藤さんがハイボールにしてくれた。また、僕が2度買いしてしまった本が20冊以上あって、今回持っていって皆にプレゼントした。ポスター、ステッカー、CD、DVDもあった。 また、K木さんとナイフを見せ合おうということになっていたので、僕はガーバーサカイのシルバーナイトと秘蔵のラブレスを持っていった。K木さんは秘蔵のポールナイフ限定版を披露した。皆喜んでくれたナァ。 この夜は満月で、風も強くなく、絶好の焚き火日和だった。天龍の塩澤会長も今回2度目で来てくれたし、たくさんの人がきてくれ、にぎやかで盛り上がったものだ。 幹事のK木さん、お疲れサマでした。この次は来年春だね、よろしくね。 なお、今回はデジタルハリネズミで写真をとってみたもので、ちょっと面白い感じになった。 |