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ネットでハーディーのリールについて調べていたとき、イギリスのリール専門のネットショップに行き当たった。おもしろそうなリールがたくさん出ていたので見て行くと、あるリールに目が止まった。一瞬にして心をギュッとわしづかみにされたような感じだった。どこがいいのか、その理由を言えと言われても、説明がなかなか難しい。雰囲気がいいと言うしかない。あえて言うとしたら、スポークが多くて、スケスケで、軽そうだし、なんとなく手作りの雰囲気がある。驚くべきは、ラチェットのバネが外から見えていたこと!それはホースシュー・タイプなので、リールはかなり古いものであり、1900年前後に作られたものだろう。大きさは直径3インチで手頃のサイズである。リールメーカーはオールコックAllcockで、エアリアルAerialというシリーズ名が付いていた。 欲しいなと思い、値段を見ると、そこそこの値がついていたが、ポケットマネーで買える範囲だったので、すぐに注文してしまった。 フライ釣り師というものは、古いものが好きという特殊の性癖があるらしい。このことは以前からよく指摘されていて、ルアーマンが最新のリールを欲しがる傾向と対比されるようだ。 リールが手元に届いて、実物を見て、ちょっと失敗したなと思った。ライン容量がごく少ないのだった。それでも小径流用の低番手のラインならなんとか巻けそうである。ま、主として見て楽しむのが目的だったので、いいようなものだが。また、スプールの取り外し方が分からず、四苦八苦したが、ある時点で気がつき、やってみるとスルリと外れたのだった。なかなかに面白いリールであった。骨董品のコレクションがまた一つ増えてしまった。 |