私は東京にある某国立工業大学に現役合格したものの、田舎の高校では殆ど「試験勉強」をせずに上位にいたために根を詰めて勉強する習慣がなく、また同じ大学に入学した同級生もいなかったため下宿で孤独でした。
で、部活(無線研)に入り、部室に入り浸ってました。部活の同期(7~8人だったと思う)は、なんと全員が自宅通学で、「お上りさん」は私一人だったので、上級生とばかり遊んでいたから、高校時代同様に「勉強」しませんでした。
結果、高校時代とは全く異質の「一般教養」についていけず(例えば数学は、高校では微積分や三角関数などの「実用」的なものでしたが、のっけから「多次元空間における多元テンソルのダイバージェンスがナンタラ」で、全く分からず)、留年してしまいました。また、毎日の「勉強(ドリル)」が必要な語学でも、単位を落としました。
1年生時代に崩れた生活/勉強のリズムは回復せず、2留までしか許されぬ大学で、1単位の余裕もなくかろうじて2留で卒業しました。「数学」と名の付く単位を1つも取らずに卒業したのは、私ぐらいのものでしょう。95点以上を取った授業も多々ありましたが、落第した授業も多かったのです。
周りは皆優秀で、落ちこぼれかけていたのです。尚、卒業できなかった人も少なからずいました。
社会人になってから、私が在学してた大学は特に厳しかったのだと知りました。失礼ながら、私の高校卒業時に及ばぬ学力の大卒がウヨウヨいました。
散々な学生時代でしたが、今は、大学に行ってよかったと思っています。(滑り止めで合格した高田馬場や三田や四谷の私学に入ってれば楽しい学生生活を送れたかもしれませんが、「もし」を言っても詮無きことです)
只、卒業後、教授の推薦で東京の企業に就職しましたが、掛川の自宅から通える企業等に就職していればよかったと、後悔しきり。
尚、「センター試験」どころか「共通一次」もない時代の受験でした。高校時代に受けた各社の全国模試での偏差値は70点前後でした。
> 現在、浪人という選択を取る人が20年前の半分になっている。「浪人してでもこういう大学に行きたい!」という人が激減している中で、浪人はどう人を変えるのか。また、浪人したことで何が起きるのか。 自身も9年間にわたる浪人生活を経て早稲田大学の合格を勝ち取った濱井正吾氏が、さまざまな浪人経験者にインタビューをし、その道を選んでよかったことや頑張ることができた理由などを追求していきます。
> 今回は小学生時代に塾の模試で九州1位の成績を取るほどの優等生だったものの、県トップの難関高校に進学してから、学校の指導が合わず退学。その後、北九州予備校での3年の浪人を経て、京都大学法学部に合格し、現在同大学8回生の竹末新奈さんに話を伺いました。
<「京大3浪4留」それでも人生肯定する彼女の勇気 高校中退し高卒認定受けて受験、今の話も聞く(東洋経済ONLINE、4月7日)>
https://toyokeizai.net/articles/-/745601