今年は、なんと、２日続けて納竿をやった。その経緯というのがチトおもしろい。昨年のウラタン納竿では、Ｎ川さんという女の歯医者さんで、フライフィッシングは初めてという人が参加した。彼女は僕の友人から、フライフィッシングをやりたい人がいるので教えてあげてくれないかと頼まれたのだった。その女性は４０歳くらいで独身だという。そのくらいの年だと僕にとっては若い女性ということになり、ややとまどったのだが、ウラタンで会ってみると、なかなか素直な感じの良い人だった。釣りにもまじめに取り組んでいたし。ウラタンではオジサンばかりの中に独身の（比較的）若い女性が加わったので、みんなから大事にされ、本人も楽しんでいた。
　その彼女に今年のウラタン納竿が２９日になったと連絡すると、
「２９日まで仕事なんです。今年もぜひ参加したかったんで、とても残念です。３０日なら良かったんですが・・・」
と言う。そうか、仕事ならしようがないね、じゃあ来年かなと言って僕は一端電話を切った。
　そして、その話を田中山のＫ木さんにすると、
「そりゃあもったいない。３０日も納竿をやりましょうよ。中津川フィッシングエリアなら僕も行きたいし」
もったいないか、そうかもねと思い、３０日も納竿をやることになり、オジサン４人（うち２人は独身）が参加することになり、合計５人で２回目の納竿となってしまった。

　中津川フィッシングエリアは相模川の支流で水質がよく、その川の水を引き込んで釣り場が作られている。管理者は中津川漁協だ。ここは車で池のそばまで行け、ニジマスがとてもたくさん放流されている。水質が良く、水生昆虫が豊富であり、ニジマスは水生昆虫を常食にしているのでライズが多く、ドライフライでよく釣れる。初心者であってもドライフライで釣れるので楽しめるし、ベテランにとってもカッコウのうさばらしの釣り場になっている。料金も３時間２１００円と安い。
　ここでＮ川さんはみんなから教えてもらい、ドライフライで２０匹以上釣って大喜びだった。彼女は去年はウラタンでニンフで１匹釣っただけだったのだから。
　納竿の打ち上げは釣り場近くの「スパゲッティ屋 青山」に行った。ここの麺はコシがあり、味付けもよく、気に入っている。　
　これで、本当に納竿となった。
　よく遊んだなあ。
　皆さん、お疲れサマ！