4月8日、晴れ。 暖かいし、桜は満開だし、少し早いがチャンスかもしれないと思い、丹沢世附川支流大又沢に入ることにした。C&R区間より4kmほど上流部だ。 世附浅瀬の管理小屋で日釣り券1000円を購入。ここの管理人のI塚さんは釣り人がどこに入ったかをすべて把握しているので、大又沢の入山状況を聞く。お昼の弁当を食べ、I塚さんお手製のヤマメの燻製を食べた。これが、塩辛くなくてとてもおいしかった。 登る道々、ヤマザクラやヤマツツジが綺麗に咲いていた。ダムには青々と水が満ち、小さなライズがあった。まだ、早春の雰囲気があった。 大又沢の千鳥橋から釣り始める。すぐにいい型のヤマメが反応したが、乗らず!その後型は小さいがなんとか3匹をドライフライで釣った。綺麗な色白のヤマメで、サビはまったく入っていなかった。放流物かもしれない。 釣りはじめて2時間ほどして先行者に追いついてしまった。これは予定外だった。その人は朝の6時半に千鳥橋から釣り始めたのでとっくに渓を出ていると思っていたのだ。オマケに彼の釣りはフライだった。フライで丁寧に隅から隅までポイントを探りながら釣った後を僕が釣ったのだった。 僕は道に出て下り、下流部に入ったが、魚はフライを追いかけては来るがくわえなかった。 午後5時になり、まだ明るかったが、帰りの道のりを考えて帰路についた。砂利道を黙々と歩く。途中に淵があり、大きそうなヤマメのライズがあったが、時間切れである、歩き続けた。管理小屋につくまでたっぷり1時間かかった。久しぶりに歩いて、足ががくがくしていた。 管理小屋では釣り人が二人いて、僕も仲間に入り、コーヒーを飲みながら釣り談義となった。 渓流釣りって、いいもんだと改めて思った。そして、現役でいられることが嬉しかった。 |