今年も8月15日の終戦記念日には、各地で戦没者追悼式が開催され、戦没者のご冥福を祈るとともに平和への新たな誓いがなされたものと思います。 日本は過去の太平洋戦争で多くの国民の命が奪われました。 日本は太平洋戦争の教訓から、日本国憲法の定める平和主義の基で、戦後69年の間平和が守られております。 私達はこの平和な日本を将来の子供たちのために守り続けなければいけないと思います。 また、掛川市においても、核兵器のない平和な世界の実現を目指して平成19年に「非核平和都市宣言」を行い、平成21年には、世界の157の国と地域の5,664都市が平和活動を行なっていく「平和首長会議」に加盟いたしました。 昨年、4年に1度開催される第8回「平和首長会議」に初めて参加いたしました。 会議の議長を務める広島市長の挨拶に続いて、84歳になる被爆体験者の証言を聞きました。 「16歳で被爆し、死線をかいくぐって、何とか生き延びることができた。この被爆体験を若い世代に平和教育として伝え、命ある限り核兵器廃絶を訴えていく。」との被爆体験談に、私は強く心を打たれ、掛川市民とりわけ小中学校の児童生徒に聞いてもらいたいと思いました。 どんな教科書よりも被爆者の生の声を直接聞くことが、子供たちにとって「平和の尊さ」がよく理解できるものと思い、その機会を是非設けたいと考えておりました。 今年の「戦没者追悼式」に併せて「平和の尊さ」や「戦争の悲惨さ」をみんなで考える「平和祈念式」を開催し、「核兵器のない平和な未来へ」と題して被爆経験者の生の声を聞くことができました。 しかし、子供たちの参加が少なく大変残念に思った次第です。 いずれにしても、「平和祈念式」が、戦争のない平和な社会を守り、継承するために、私達は何をすればよいのかを考える契機としたいと考えます。 |