日本人には意思が無い。だから、発言には、それ相当の特徴を持っている。 自分には意思が無い。相手も意思ももちろん認めない。だが、相手には恣意 (私意・わがまま・身勝手) がある。自分の無意思と相手の恣意を基礎として組み立てられた内容は陰謀論の様なものになる。だから、聴衆から見放される。 何事をも、受動で説明しようとする。自己の能動による説明はない。事実を確認し、対応策をとる自己の決意のほどを示さなければ現実の改革は進められないものであるが、そうした決意は示されていない。のんきか、ピント外れか、運命によるものか。 >日本に先制攻撃を仕掛けさせるように、連合軍及びGHQが日本を誘導した。 >核攻撃を受ける前から日本は白旗を降っていて既に降伏していたが、実験(建前)見せしめ(本音)の為に核を投下した。 >日本はお人好しで馬鹿正直だから損をする。 >世界中の人達がお人好しのお馬鹿さんになる迄は、日本はお人好しと馬鹿正直を自重すべきだろう。 意思が無ければ、加害者意識 (罪の意識)も生じない。あるのは、被害者意識だけである。実に恨めしい。 意思を示せば、当事者・関係者となる。示さなければ、傍観者に止まる。 我が国は、世界の中にあって、世界に属していない。 今、日韓両国は、自己の被害者意識を全面に出して激突している。これらは小異であるが、大同は見当たらない。だから、小異を捨てて、大同につくという良策は思いつかない。両国の民は、大同の勉強が得意でない。少年老いやすく学成り難し。あるべき未来の姿を考えて、その内容を提唱する知力を持っていない。大同の魅力にひかれて小異を譲る考えもない。だから、耐えがたきを耐え、忍び難きをしのんで、万世のために太平を開かんとする局面は現れてこない。閉塞感に満ちている。北東アジアの救世主となるには、高度な次元の考えが必要である。 . |