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2008年09月06日(土) 



日本語のような現実構文一本やりの言語を使って考えれば、現実肯定主義一辺倒の国になる。
英語のように理想を語る未来構文と、現実を語る現在構文があれば、その中間をとって徳の高い国を作ることができる。
我々は、理想と現実の間にあって、理想に近い傾向の人は革新系となり、現実に近い傾向の人は保守系となる。
現実肯定主義一辺倒の国ではご唱和が大切で、非国民は粗末に取り扱われる。
この国の議論にはたいした意味は無いが、理想と現実のある国では、人々はそれぞれに中庸の徳を語ることができるので大切である。

多数支配の原則を掲げる民主主義は、個人主義の国と没個人主義の国では、効果が異なる。
個人主義の国では、個人選出に関して多数支配を適用する。
選出した個人の考えどおりの自由を、その個人に与える。
没個人主義の国では、個人の意見に着目しないで個人を選出し、もちろん選出した個人の自由を認めない。
多数による個人干渉を当然の民主主義と考えているようだ。
国がひっくり返っても、責任者は見当たらない。
それで、この世は、無責任となる。
445 文字


Professor Terashima is an accomplished scientist but also an acutely observant philosopher and sociologist whose critical ideas are deeply penetrating. What he writes will give his readers much cause for reflection. His contribution is that he articulates through carefully structured analysis what the Japanese have for a while but only vaguely suspected about themselves.

沖縄県立芸術大学教授 A. P. Jenkins




You can read more at http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
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閲覧数1,789 カテゴリ日記 コメント2 投稿日時2008/09/06 13:05
公開範囲外部公開
コメント(2)
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  • 2008/09/12 21:21
    さん
    お名前:小宮山 道雄

    小沢一郎のWEBからこのURを辿ったものです。
    貴殿の主張にとてもインテリジェントな発想を感じ興味深く拝見しました。
    ただ日本語には日本語の良さがあり、また英語には別の意味でその良さがあります。英語はその成り立ちからコンピューターによくフィットし日本語はその反対で曖昧な文化に向いていると思われます。日本語はあの小倉百人一首に代表されるように平安時代のような詩的雰囲気の強い時代に美しさを発揮されるもので、論理を大事にする近代文明には余り向いていないと思います。とくに近代の政治、即ち立法、司法、行政による統治手法には最も不向きな言語と思われます。しかしそれが日本であると言う現実も確かなのです。英語はコミュニケーションのツールであり異なる文化の交流に寄与し、日本語は仲間内の以心伝心の補助役としてそれなりの役割を果たしたことと思います。日本も人や文明の往来が激しくなり言語の役割が問われている時代なのであろうと思います。
    しかし、いくら日本が近代化し経済大国といわれようとも日本人の多くは桜吹雪の判官が大見得を切り何の論証もなく白州に引き立てられた悪者らしき者に「獄門打ち首を申し付ける」と告げる光景に溜飲を下げるのです。
    とても近代人には納得しかねる光景ですがこれこそが This is Japan なのです。
    その結果、すべての日本文化が凝縮された形として今日の日本の政治状況があるのだと思いますがいかがでしょうか。甘受したくはありませんが。
    次項有
  • 2008/09/15 19:51
    小宮山道雄さま

    お便り、ありがとうございます。

    どの言語にも、それぞれの特徴がありますね。

    英語は、事実 (現実) と考え (非現実) を文法が強制的に分けてくれるので、個人的な考えの矛盾を検出することが容易になります。

    日本語は、気分・雰囲気を描写するのに適した言語であると思います。
    日本人の感性が日本製品にも多大な影響を与えて、外国人にも歓迎されているのでしょう。おかげで、我が国は技術立国となりました。

    だがしかし、我が国にはまだ改革の余地がありますね。

    日本人は、他国の文化や古代の文明の内容を英語を通して学んできました。英語は、科学的な人間を育ててくれる言語です。

    現在の地球は、英米の時代です。日本語と英語のニ言語による理解を深め二刀流で国際社会に臨めば、我々は鬼に金棒の状態になるでしょう。

    日本人が気にする問題は、気分・雰囲気の問題に限りますね。感性あって、理性なしですね。

    さうですね。確かに'This is Japan.'は、現実構文 (現在時制) の内容を指していますね。

    未来の内容を頭の中に保持することができなくて、意思の内容を頭の中に保持することができなければ、現実肯定主義者にならざるを得ないでしょうね。次は諦観ですか。
    だが、大切なのは温故知新でしょうね。生きる力となります。

    S.T.
    次項有
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