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2010年01月03日(日) 

 あと一つ印象に残ったのは犬ぞりに乗ったこと。これも初めての体験だった。今回の旅行の前に読んだ本の中に戸川幸夫の「オーロラの下で」という児童向けの物語がある。これはオオカミ犬が犬ぞりのリーダー犬になって活躍する話で、僕が読んでもじゅうぶん面白かったものだ。その事もあって犬ぞりに期待していた部分があった。
 チェナ温泉リゾートにはハスキー犬が飼われていて、観光用に犬ぞり体験をさせてくれる。これはツアー料金にコミで入っていた。
 アラスカの小説にもよく登場する犬ぞりは、アラスカの冬でもっとも安全確実な移動手段だと言う。飛行機、車、スノーモービルは故障するし、故障したら歩くしかないし、凍死が待ち構えていることになる。
 今回は8頭立てだったが、犬ぞりはとても快適だった。スルスルと雪の上を滑っていった。途中で御者をしていた若い女性が
「黒い帽子の方は英語が分かるようですから、御者の席に立ってブレーキを踏んでいてください。そうすれば私がそりから離れて写真を撮ってあげられるから」
と言う。僕が行くと、
「普通はこれはやらないことになってますから、他のグループの人に言わないでね」
というわけで僕が御者席に立っている姿が写真に写ることになった。
 アラスカではユーコンクエスト(http://www.yukonquest.com/ )という過酷な犬ぞりレースが行われている。毎年2月、ホワイトホースからフェアバンクスまでの1600kmを10日かけて走破するもので、多くの脱落者が出る世界でもっとも過酷かつ最高のレースと言われている。ま、僕の場合は観光用犬ぞりに乗っただけだが、若ければユーコンクエストに挑戦してみたかもしれない。
 写真は旅行で撮った残りのものをお見せしよう。
 
午後1時、つまり真昼なのだが、影は長い。
飛行機から見た冬のアラスカ。

 これで旅行は終わった。短期間に密度濃く楽しめたのはやはりパックツアーのおかげだろう。オーロラは良かった。そしてトラッパー伊藤も・・・。
 フェアバンクス飛行場で帰りの飛行機のチェックインに並んでいたところ、嬉しいことにそのトラッパー伊藤が見送りに来てくれたのだった。
「今度来られるときはやっぱりコレですかね」
と竿を振る動作をしてみせたものだ。ウム、また来なきゃあいかんかな、と思った。


閲覧数397 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2010/01/03 18:02
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