今日の定休日も寒くて釣りには行かなかった。雑用をかたずけ、塩ビのチューブを買いにホームセンターに行った。このところグラス竿を集めていることはこのSNSで書いたが、ときどきアメリカからはグラス竿が裸で送られてくる。裸でと言うのはロッドチューブにも袋にも入っていないという意味。竿はプチプチに包まれて郵送用の段ボールに入って送られてくる。整理や持ち運びのためにもロッドチューブが必要なのだが、塩ビ管だと２．５メートルで３００円ほどでキャップ付きで買える。
　そのあとクリニックに戻り、オリンピックを見たりして、そして風呂屋に行った。「湯楽の里」という、ときどき行く風呂屋だ。時間は９時頃だった。夕食用にところてん２個、キリンフリー、トロロかけザルうどんを食べた。大きな畳敷きの食堂で、客はほとんどが家族連れだった。僕は一人だが、見ると隣のテーブルに８歳くらいの男の子が一人で鶏のから揚げ定食を食べていた。大きなテーブルに子どもが一人で座っていた。あとから親が来るんだろうと思っていたら、その子はずっと一人で食べていた。周りでは家族連れの小さな子が叫びながら走り回っていた。彼はけなげであったが、可愛そうにも思った。彼は僕からはほんの４メートルくらいしか離れていない。僕は気になって声を掛けようかと思ったが、きっかけもなかった。彼は黙々と食べ、食べ終わったあと食器を持って返却所へ向かって行った。家が近くなので歩いてきたのか、親がいずれ迎えに来るのかと、僕は心配になったが、”知らないオジサンから声を掛けられても付いていくな”と学校で教えられているだろうし、８歳ぐらいでしっかりしてそうだらから、ま、放っといていいかなと思った。”鍵っ子”という言い方を思い出していた。
　ま、二人の男が、だいぶ歳は違うが、別々にメシを食った、ただそれだけのことなんだろうが、今でもやや気にかかっている。