9月17日(土)。長野県白馬村にイワナ釣りに行った。同行は三島・沼津・富士宮の釣友で、ペンション「山や(旧名フロンティア)」に宿泊。この宿のオーナーの山田さんは、近隣のイワナ釣りのポイントを知り尽くしていて、彼のおすすめの釣り場に行けば、間違いなく魚は居て、釣れるのである!何年か前に僕が51センチメートルのイワナを釣ったのも、山田さんのおかげだ。 僕はのんびりと朝の10時頃に相模原を出発したんだが、圏央道の大渋滞に巻き込まれ、白馬村に着いたのは4時頃だった。なんと6時間もかかったのだった! 宿で聞くと釣友たちは朝には宿に到着していて、釣りに行っていた。山田さんと話すと、翌日は雨の予想であり、今日釣っておいた方がいいというので、近場で小一時間だけ釣ることにした。で、彼はある沢の堰堤下に案内してくれた。 釣り始めたのが5時10分ごろ、釣り終わったのは6時15分ごろ、暗くなるまで釣った。帰りはペンライトで照らしながら土手を登り、車まで戻った。釣果はすべてイワナで、25センチメートルを筆頭に6匹がドライフライで釣れた。楽な釣り場でちょこちょこっと釣って、綺麗なイワナが釣れ、とても贅沢な気分になったものだ。 夜はおきまりの宴会。同宿の釣り人と一緒になって飲み、しゃべり、気がついたら深夜1時になっていた。山田さんにはこれまでのお礼を兼ねてライヨールのポケットナイフを進呈したら、とても喜んでくれた。 いろんな話題の中で、山田さんが見せてくれた試作品のバンブーロッドが興味をひいた。それは実に奇妙な作りであり、簡単に言えば、1本の割竹にテーパーを付け、ねじりん棒のように、ティップからバットまで全体にねじりを加えたもの。ねじったおかげでパワーファイバーが均一となり、張りのあるアクションを生みだしていた。竹は真竹であり、軽く、ビルダーは岩手の人らしい。その試作品はブランクでガイドは付いておらず、ラインを通して振ることができないのが残念だった。ちと異様な感じもしたが、とても斬新な、おもしろいアイデアだった。いやあ、おもしろい人が居るもんだ、と思った。 9月18日(日)。この日は天気予報どおり朝から雨で、かなり強く降り、川釣りはあきらめるしかなかった。午前中はだらだら過ごし、雨はやむ様子もないので引きあげることにして、皆で長野市に蕎麦を食べに行った。行ったのは「大膳」という蕎麦屋で、僕は蕎麦の味にとやかく言う自信はないが、蕎麦つゆはとてもおいしいと思った。 そして皆と別れ、僕は山梨県日川の「すずらんペンション」に向かった。その日はすずらんに泊まり、翌日は「釣り大会」だ。 9月19日(月、敬老の日)。この日の出来事は、ペンションオーナーの古屋さんや「日川釣り大会」幹事の若林さんのフェイスブックにも出ているので、詳細ははぶこう。参加者は15名くらいで、3分の2がルアーマンだ。朝から自由に日川本流を釣り、午後2時にはペンションに集合して昼食・表彰式となる。釣った魚のサイズは申告のみで可。各人景品を1個持参することが義務づけられている。農協関係者・ペンションオーナーからはメロンなどの景品も提供された。また、この日、伊豆のK木さんが参加に駆けつけてくれた。 激シブの中、僕はなんとか20センチメートルのイワナを釣り、4位となり、時間ギリギリまで釣ったという妙な賞をもらい、その景品がシャインマスカットだった(僕はこのブドウのことを知らなかったが、新開発の高級品だそうで、帰宅して食べたらとても甘くておいしかった)。表彰式は幹事の若林さんの名司会で盛り上がり、笑い声が絶えることがなかった。そこには釣り方に関係ないただの釣り人たちが居たのだった。表彰式が終わって、集合写真をとって開散になったが、 「来年もやってください。かならず参加します」 という声がわき起こっていた。 幹事の若林さん、オーナーの古屋さん、お世話になったし、とても楽しみました。 そして、シャインマスカット、おいしかったよ! |