エンケンの「湯けむりスナイパー」 このテレビドラマをはじめて見たのは2009年ごろだったろうか。いつものように僕は11時半頃に自宅に帰り、酒を飲み、テレビをつけた。この夜もテレビ東京にチャンネルを合わせた。そしてたまたま見たのが「湯けむりスナイパー」だった。 テレビドラマはたいていが内容がマンネリだったり、作りが雑だったりで僕はあまり見ないのだが、この「湯けむりスナイパー」には引き込まれた。ていねいに作ってあり、話が面白く、適切な出演者が選ばれ、それぞれが好演していた。そして主演の遠藤憲一に好感を持った。そんなわけで毎週楽しみに見るようになったが、2-3ヶ月で終わってしまったのは残念だった。 その後、遠藤憲一はエンケンと呼ばれ、目つきが鋭いので悪役が多いことがわかった。また「湯けむりスナイパー」は好評で、エンケンはその後テレビコマーシャルにも出演するようになっていった。 で、今日思いついてYou Tubeで検索してみたら、あったあった、そのテレビドラマがYou Tubeで見られることがわかった!第12話まであり、好評だったので、スペシャル版が3話追加放送されたこともわかった。 「湯けむりスナイパー」のどこがそんなに面白いのかと聞かれても、にわかに答えることは難しい。殺し屋という特殊な職業(?)と殺し屋にしてはまじめな人柄という相反する状況が併存する不安定感、正義感の強い源さんの性格、ヒーローとして活躍し、口数少なく女には好かれるカッコイイ源さん-あたかも高倉健とゴルゴ13を足して2で割ったようなー、温泉宿という水商売(?)の裏側への好奇心、そこそこエロも出てくるし、助演者の好演、そんなものが混然となって、見事なエンターテインメントになっているようだ。 第1話のYou Tubeのアドレスを書いておこう。続きが見たい人はYou Tubeで「湯けむりスナイパー」を検索されたい。 https://www.youtube.com/watch?v=2xrxxeTjW2s |