午前中の仕事が終わり、事務が金庫と袋を持ってきた。看板娘だった。
「みんなからです」
と言って袋をくれた。見ると、酒のようだった。
「お、酒かな」
と言いながら見ると、”古希祝い”と書いてあった。
「おおそうか、どうも、ありがとね」
「先生もいつまでもお元気で」
と言う。
ボクの誕生日は1943.8.10.なので、確かに今日で満70歳。一般に言う古希ということになる。古希は本当は数えの年齢でやるものらしいが、ま、今は何でも新暦だからね。
70歳というと、ボクが子供の頃にはまったくのお爺ちゃんという感じだったが、今は違う。だがね、足腰はかなりヘタってきたし、坂道を登ると息がすぐにあがる。ま、日頃の運動不足もあるとは思うが。
親父が死んだのが68歳だったので、これで2歳越えることができたので、すなおに嬉しい。釣り友達でボクより若くして逝った人もけっこう居て、芦沢一洋さん、西山 徹さん、中沢 孝さん、野々垣洋一君などなど。
明日は釣り仲間が”古希祝い”で管釣りに行こうと誘ってくれている。場所は行き慣れたウラタン(うらたんざわ渓流釣り場)だ。この日も、クロス・オーストリッチという”激釣れフライ”を試そうと思っている。今回は色をいくつか変えてみようかな。
ま、今晩は祝い酒を味わって飲むことにしよう。いただきもののわさび漬けもあるし。