8月11日(日)、古い友人が、ボクの古希祝いの釣りをやろうということで、うらたんざわ渓流釣り場(ウラタン)に行った。
この日も暑くてね、車についている外気温の温度計は37℃を示していた。ウラタンに着くとやや涼しく感じ、気温は34℃。そこは標高450メートルほどあるので、少しは涼しい。ジャブジャブスタイルで川に浸かるととても気持ちが良かった。
この日は良く釣れたなあ。魚は水面直下に浮いていて、ライズはあまりないが、ドライフライで釣れた。ただし、半沈みのパターンが良かった。クロスオーストリッチを思い切り沈めても釣れたが、一番良かったのは、ノーウェイトのクロスオーストリッチを水面直下に流して、見釣りするもの。ワンキャスト・ワンフィッシュに近く釣れた。ボクはスキューズの気分を味わっているような気分だった。
午後になり、強烈な夕立が来て雷が鳴った。一時的には耳を押さえなければ耳が痛くなるほどの雷鳴だった。はじめ茂った木々の下に逃げ込んだが、かえって落雷を受けやすいことを思い出し、別の場所を物色すると、大きな、直径2メートルはある土管が釣り人の小径のそばに置いてあったので、その中に逃げ込んだ。これは助かった!
たくさん釣れて早めに切り上げた我々は、青野原の「つねっさ」というそば屋に行った。ここのそばは旨く、脱サラのご主人がまじめに仕事をしているので気に入って、県医師会報に紹介記事を書いたこともあり、その時の取材依頼、親しくお付き合いをしている。後で聞いたんだが、ご主人の近い親戚の女性が北里大学病院の事務に勤めていたことがあり、ボクのことを覚えていたらしく、”あの先生はゴッドハンド”って言われていたのよ”と言ったそうだ。そんなことは当の本人は知らなかったけどね。
蕎麦、天ぷら盛り合わせ、ふき味噌豆腐などを頼み、大いに盛り上がった。席上、K木、Y田さんから、古希祝いですと言って「鰹節」をもらった。縁起物で、背中と腹部が1対になっていた。嬉しかったなあ。
鰹節削り器を最後に使ったのはいつのことだったろうか?どこかにはあるはずなので探し出して、今度、削ってみよう。うまく、シュッと、薄く削れればいいが。子供の頃にはよく削らされたから、なんとかなるだろう。削り立ては香りがいいからなあ。
医者の世界では古希祝いを盛大にやる人が居る。ボクはその手の集まりは基本的には苦手であり、現場の仲間でこぢんまりやるのがいい。もともと古希なんて、今では、そんなに大げさにやるほどのお祝いじゃないからね。