若い女医さんか。
じゃあ、少しくらい痛くても許せるね。
だが、あんまり痛いと、ちょっと・・・
いま歯医者に通っている。歯にかぶせてある金属をセラミックに変えるためだ。 数ヶ月前から歯ぐきが腫れて白っぽくなってきていた。鏡でよく見ると、それは金属が使ってある部分のそばに発生していた。皮膚科に行ってアレルギー検査を受けたら、程度は軽いが金属アレルギーがあることがわかった。皮膚科医の説明では、金属にはコーティングがしてあるが、そのコーティングは20年以上経過すると剥がれてくる。そうすると金属がむき出しになり、金属が溶け出して周囲にアレルギーを起こしてくるそうだ。僕の歯に金属をかぶせたのは学生のころであり、40年以上も前のこと。とっくにコーティングはなくなっているだろう。 というわけで毎週火曜日に近くの歯科医院にかよって3個の歯の金属を取って、セラミックに変える作業と相成った。 僕の27本の歯は自前であり、歯の丈夫さには自信があった。今回も放っておいても命には別状ないが、歯が悪くなると旨いモノも味わえなくなる。歯の治療というのは嫌なものだが、しかたがない。心を決めて歯医者通いを始めたわけだ。 話は変わるが、医者の不養生というのはかなりの程度に当たっていると思う。僕の場合は、特に、正しい!本当は胃や大腸カメラも年に一度やった方がいいのだが、苦しいし、まったくやっていない。人にはやった方がいいですよと言いながら自分はやっていない。知り合いの消化器の専門の男が開院して、そこでは麻酔で眠らせて検査しているらしい。それなら楽でいいので、今度やってもらおうかなと思っている。 まあ、人には寿命というものがあって、どうすることもできないと信じているが、僕も人間、ジタバタしてみたいのである。 |