ツッカーさん:
今年は思いがけず、ホタルに入れ込んでしまった。
音もなく、フワフワと、綺麗な緑色の明かりが暗闇に点滅しながら飛行する。
なにかこの世のものではないような、異次元の世界を見るような、不思議な感覚を伴う、ね。
コトの起こりはツッカーさんですよ。
どうもありがとう。
9日の水曜日、ちょっとだけ釣りをしたくなり、養沢に行った。行く前に養沢に詳しいK野さんに電話したら、 「2-3日前に釣り場を覗いたら昼間からライズしてましたよ。今自分はアカマダラやコカゲロウが出るんですよ。あ、そうそう、ホタルも今だったら出ますよ」 「え、養沢にホタルがいるんですか?自然にですかね」 「ええ、放流したなんて話は聞いていないし、もともと居ますからね」 とのこと。 で、釣りのほうはイマイチで、7時まで釣ってクラブハウスに戻り、サービスのコーヒーを飲みながら川沿いのテラスで一服していたら、見覚えのあるお爺さんが居た。 「あ、有精卵を作っておられる方ですね」 「この前にもお会いしましたね」 「今日は売り切れていなかったんで買っていきます。ところで養沢川でホタルが出るそうですね?」 「うん、出るよ。どこでもっていうわけじゃないが、この100メーターほど下に橋が架かっていて、そこに行くと見られると思うよ。歩いてすぐの所だよ」 と教えてくれた。 さっそく行ってみた。着いたのは7時半で、まだホタルは飛んでいなかった。ブラブラとしながら待っていると7時45分頃から飛び始め、次第に数が増えていった。8時過ぎには橋から下流側をみると一度に20匹以上がフワフワと飛んだ。今年のホタル狩りでは最高の眺めだった。 「綺麗だなあ」 と僕は見とれていた。 僕は橋の欄干にカメラを置いて、15-30秒間露光させて写真を撮った。そのいくつかをお見せしよう。 |