日記を書こうとして、ハタと書くことがないと思ってしまった。この狂四郎日記を書き出して2年近くになり、いろいろ書き綴ってきたが、パターンが決まってきたように思う。ついつい読む人にとって、意味のあることを書かなければいけないなんてプレッシャーを感じているのかもしれない。雑誌や本に文章が残るわけでもなし、もっと気楽に書いていいのだろうが。 明日はウラタンに行く。フライも巻いた。明日はリールとラインのテストが主目的だ。リールは19世紀に作られたイギリスのブラス・リールであり、重いが、リールの回転はきわめてスムーズなので釣りに使える。いわゆるバーミンガム・スタイルで、制作はオグデン・スミス。 そしてこのリールが送られてきて、見ると、シルク・ラインが巻いてあった。茶色の、どうやら古いものらしい。このラインに時間をかけてたっぷりとミューシリンを塗り込んだ。このリールを古いバンブー・ロッドに付けて鱒を釣ってみようというわけである。さて、どんな感じか、明日のお楽しみである。 |