僕が定期購読している雑誌は、医学以外では、ナショナル・ジオグラフィックとビッグ・コミックだ。そのビッグ・コミックに「名物に旨いものあり」という欄がある。今回、お、これは旨そうだな、というのがあったので取り寄せてみた。それが「あけがらし」だ。
山形県長井市にある山一醤油製造所で、昔から門外不出の製法で作られてきたものだそうだ。しかも女の手で守り継がれてきたらしい。材料は醤油、こうじ、三温糖、和辛子、麻の実。混ぜて半月仕込み、仕込み直して10日間熟成させ、麻の実を煎って入れる。
食べた味は、僕は初めて食べる味で、こうじの甘みと辛子が渾然一体となり、ときどきカリッと麻の実が割れ、独特の食感があり、オツな味である。僕はもっぱら酒の肴にしているが、調味料として、熱いご飯や豆腐に載せてもいいらしい。詳細は以下のホームページを見てくれ。
http://homepage1.nifty.com/akegarashi/framepage1.htm
140グラムのガラス容器入りで650円と値段も手頃だ。ただし、最近注文が多いらしく、手作りで大量生産ができないので、僕も2週間くらいは待たされた。
時には変わったものを食べてみるのもいいもんだ。