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2010年05月04日(火) 
 管釣り巡りも3回目になり、そろそろ水位も落ち着いてきただろうし、ホームフィールドのウラタンに行くことにした。行ってみると水位はまあまあだが、風が強かった。やめようかと思ったくらいに風が強かったが、せっかく来たし、夕方にはやむかもしれないので、料金を払い、釣り支度を始めた。
 風はヒュウウーという感じで時折り強く吹き、けっきょく1日中吹いていた。虫の飛び方は極端に少なく、したがってライズも少なかった。何度かフライに出たが、予測しないところで出て合わせ損なったり、不意に出て合わせ切れだったりして、やることがすべて裏目に出ていた。
 今日は悪い日にぶつかったなあとボヤキが出だした頃、プールの開きの水面がフラットな流れで、大きめのニジマスが水面直下に定位しているのを見つけた。僕は近くの倒木に腰掛けて観察することにした。ニジマスはほぼ同じ所にいて、直径1-2メートルの範囲で定位する場所を変えていた。そして、ときおりスッと動いて水面の餌をついばんでいた。時には頭部が水面上に現れてパックリと口を開けて水生昆虫を食うのが見えたりした。コレコレ、これをとらなきゃあフライフィッシングじゃないと思い、じっくり戦略を練ることにした。ライズの写真を撮ろうとしたが、なかなか巧く撮れなかった。
 この魚を釣るのは難しかった。フライをいろいろ変えてもダメで、ティペットを7Xに落とした。そしてフライは見にくいが釣れる可能性が高いダンカラーのCDCのドライフライ20番にした。何度かフライ直前まで魚が見に来たが、フライをくわえないので、フライのテールをラインクリッパーで切って短くした。ここまででおよそ1時間は経過していただろう。そしてついにその鱒は上半身を水面上に乗りだして僕のフライをくわえた。ヤッタアと思いながらも冷静さを保ってゆっくりと竿先を上げると確かな手応えを感じ、ジイイーッとリールが鳴ってラインが出た。僕はこのニジマスの写真が撮れるし、ストマックも見られるしと、期待がふくらんでいた。ところが何度かやりとりをしているうちにスッと竿が軽くなった。調べてみるとフライはちゃんと付いていて、ティペット切れではなかった。
 おかしいなあと思い、フックを点検すると、なんとフックポイントが円くなっていて、爪に刺すとすべって刺さらない。これなら外れるはずだった。考えてみるに、そのフライを巻いたのはずいぶん前のことであった。10年以上前に作った可能性も十分にある。その時に何らかの理由で針先が潰れたままフライボックスに入れっぱなしになっていたか、それとも濡れたままで数年が経ち、錆びたりしてもろくなって針先が脱落したのだろうか。いずれにせよ、フライを使用前にチェックしておけば防げた僕のミスであった。これが自然渓流で1生に1度の大物を相手にしての時に起こっていたらと思うとゾッとする。 なにはともあれ、今回の失敗のおかげで、今後釣りの前のチェック事項に新たな項目を加える必要があることを認識したのだった。針先のチェックである。そして、長い間使っていなかったフックシャープナーを探し出して、今後携行することにした。今度僕に釣り場で会ったらベストにフックシャープナーがぶら下がっていることに気がつくだろう。ビギナーは新しいフックを使うからフックシャープナーは必要がない。フックシャープナーをぶら下げているのはベテランの誇りであるゾヨ!
 ベテランの皆さん方、鉤先のチェックをお忘れ無きように!

閲覧数402 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2010/05/04 14:12
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