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2010年11月01日(月) 
 30-31日は”紅葉を楽しみながら大鱒を釣ろう”という企画で、蓼科にあるフライリゾート蓼科に行った。数日前から台風14号が本土接近中であったが、土曜の夜には日本から離れていくとの予想だったので、土曜のは釣りをあきらめ、宴会だけにして、釣りは日曜に期待しようということで話がまとまり、決行となった。参加者はN井田、Y本、S井、ボクの計4名。
 土曜日、雨の中を出発し、台風から逃げるように西に進み、中央高速を走った。台風の影響で雨が強かったが、笹子トンネルを抜けて甲府盆地に入るととたんに雨は弱くなり、次第に雨はやんできて、蓼科の池に着いた時には雨は完全にやんでいた。木の葉は黄色くはなっていたが、紅葉はもうすこし先のようだった。池の桟橋では数羽のカモがくつろいでいた。風もなく、散発的ライズがあったので、釣りをすることにした。ドライフライを投げると鱒はフライを見には来るが、フライをくわえずにUターンする。仕方なく沈めて2匹釣った。このとき気温・水温共に10℃を切っていた。
 夕方には静岡組が到着し、宿である「大東園」に向かった。ここは豪族の館を移築したもので、太い柱が安心感を与えてくれる。巨大な囲炉裏もある。ここはね、オヤジが釣り人であり、自慢のイワナ料理がとてもおいしかった。イワナの骨酒、本物のイノシシ鍋もでた。風呂はやや小さいが、温泉で、体の芯から温まる感じだった。食後は部屋に戻り、持ち込んだビールとN井田君の差し入れのシャンペンで小宴会。例によって釣りの話して時間はあっというまに経っていく。僕は熊と格闘用のナイフを披露したが、居合抜きをやるY本さんによるといいナイフだそうだ。キネヤのリールも好評だった。
 翌日曜は台風一過の晴天を期待したが、残念ながら曇りで、風はない。釣りのほうはN井田が1匹だけドライフライで釣ったが、ドライフライで釣れたのはその1匹だけであり、あとはソフトハックル、ニンフの釣りとなった。S井クンはソフトハックルで釣果を伸ばしていた。たしかに鱒は水面直下を回遊しているので、ボクはフローティングラインのまま、ウェートなしのウーリーバガーを遠投してリトリーブしたら、感単に釣ることができた。1度なんか、よほど鱒が大きかったんだろう、合わせたときに5Xのティペットを切られてしまった。ニジマスの中には真っ赤なエラの婚姻色の出たものも居た。
 今回はね、とても綺麗なブラウントラウトが釣れたのが嬉しかった。体長約60センチで、完璧な魚体で、斑点が美しかった。ボクがこれまで釣ったブラウンの中でももっとも美しい魚だと思う。細かく言うと、このブラウンはフォンベア・トラウトvon Behr trout (German trout)の系列に入る。つまり、ヨーロッパ大陸にもともと居るブラウンの子孫だろう。
 昼ご飯は池の管理小屋でカップラーメンを食べることにした。蕎麦屋に行こうという話もあったが、カップラーメンの方が仲間と一緒の釣りに似合っていると思ったからだ。”史上最強”なんてうたい文句のラ王というのを食べて見たが、確かにカップラーメンのなかではおいしい方だった。
 3時半頃から食いが落ち、帰ることにした。みなと別れ、ボクは三田さんという人に会いに行った。三田さんは地元の人で、以前アルムというペンションをやっていて、何度か泊まったことがある。今は自宅で悠々自適らしく、前に遊びに来てくれと言われていたので訊ね歩いて行った。三田さんの家はりっぱなログハウスだった。暖炉があり赤々と薪が燃えて暖かかった。品のいい奥さん手作りのコーヒーをいただいた。
「この辺はね、お医者さんが少なくて困っているんですよ。先生、こちらに移ってこられる可能性はありませんか」
と言う。ボクはいろいろと磯部を離れられない理由を説明した。そうですか、それじゃあ無理ですね、と納得してくれた。
 帰りの中央高速では猛烈に眠くなり、双葉サービスエリアで30分仮眠して、カレーライスを食べて、家路についた。で、笹子トンネルを抜けると再び雨が降り出したのだった。笹子トンネルを境に天気がガラリと変わると言われてきたが、まったくその通りであった。




閲覧数424 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2010/11/01 15:42
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